自立
今日はなんの予定もなく、
のんびりとした時間を過ごしている。
ほんらい私はこうやって、
ぼんやり過ごすのが好きだ。
人にはどうでも良い自分勝手な空想に思いを巡らしたり、
好みの文章を読んで感情が動いたり。
それでもあれこれと予定をつめてしまうのは、
何もしないことにに焦燥感ばかり覚えて、
このままではいけないと行動しなければ、
自責の念に押しつぶされそうになるからだ。
価値のない私が、無為な時間を過ごしているなど、
無駄以外のなんでもなく、
のんびり過ごすことが大罪のように思える。
必死になって生きている価値を見つけなくてはと足掻くのも、
気持ちの良い穏やかな時間に慣れていないからなのかも知れない。
責め立てられて、
否定され続けて、
バタバタとせわしなく、
オロオロと落ち着きなく、
マイナスの感情に支配されている遠い日常が、
いつまで経っても過去として実感できない。
もう大丈夫だから。
怖い大人はもういない 。
そうやって優しく包み込んでくれるはずの人も、
自分のことに手いっぱいで、
私のことなど見ようとはしない。
だから甘えなんてやめて、
自分の足でしっかり立つこと。
こういうのが私の人生なんだろう。