遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

いつかの日に。

今、とても幸せな気分になったので、
この幸せ気分のおすそ分けがしたくなってこのブログ記事を綴っております。


今後、Twitter をどうするか模索中だったんですが、
なにやらあれこれ考えるばかりの自分に、
ツッコミを入れたくなるようなブログ記事に出会えました。


優しさとおおらかさが溢れているページなので、
満ち足りた愛情と豊かな家庭環境で育った方が運営なさってるのかと、
勝手に推測しておりました。


いえいえ、とんでもないことでした。
あーっ、こんな自分が恥ずかしい!


私の生育歴は、まぁ普通とは到底言えないものです。
アルコール依存症で家事や育児を放棄する母と、
その母を全く愛せずDVを繰り返し愛情の矛先を外の女性に求めるばかりの父と、
両親の壮絶な夫婦喧嘩が日課となったガタガタの家庭環境下で怯えながら育ちました。


娘の鬱にも気付かない父から「ダメ人間」と呼ばれ、
躾けと称する虐待の中、実際に殺されかけたことが二度あります。


そこから抜け出せると期待した初めての結婚では、
夫の変質的な性癖に悩んだ挙句に拒食症と言語障害を引き起こし離婚。


離婚後、学歴や経歴を誤魔化して入社した広告代理店で、
ワーカーホリックに陥り発病。
心因反応と診断され、「無理をすると精神分裂病になりますよ」
との助言も聞かずに無理した結果が、いよいよ本格的な精神病者への道でした。


その後、精神病者との関わりを嫌った実の母と妹から捨てられるという始末。
ある意味、ACの雛形のような生育歴です。


しかしながら私、救われる部分は大いにあって、
こんな私でも一緒に生活する新しい家族が居るということ。
こんな私を理解する友人が少人数ながら居るということ。
すぐに転職してしまうけれども、次々と雇用する企業があったということ。


そして、この挫けない精神力。


64歳で他界した父は自分勝手で大変厳しい人でしたが、
私を愛する気持ちは本物だったと今は確信しております。


母は全くおかしな人でしたが、悪人ではなく本来は優しい人です。
妹は全く自分本位の人ですが、正直者で素直で可愛い部分が沢山あります。


母と妹一家はここしばらくの大雨による被害が続出している、
千葉県下に住んでいます。


安否確認をしたいのですが、
私の連絡を拒絶されることが怖くて、未だにアクションを起こせません。
一見悲しいことですが、安否を思う人が心の中に住んでいるという事実は、
私の一部であり、財産でもあるのです。



先立った大切な人たちや愛猫も、いつまでも私の中で私を励まし支え、
安らぎや暖かさを与えてくれます。


そしてこの感じる心。
辛いことも悲しいことも、嬉しいことも楽しいことも
感じる心がどれほど素敵なことなのか知っている私がここに生きていること。


感じられなくなってしまった心。
自分のことすら分からなくなってしまった4回の過去。


ここへ戻ってこれたことを嘆き悲しむよりも、
嬉しいことや楽しいことがより沢山あるということを知ることができる今。


そして何より、
そうやってのほほんと暮らせる場所を作ってくれる夫の存在。


このような個人的なことを世界中に向けて発信できる、
このインターネットという世界。


小さな苦しさや悲しみがあっても
結果的に生きていて良かったな、と毎日思える日々。


出会いと感動。
それ以外に何を望むのでしょう?


その先に何かがありそうな予感。
ワクワク感。


今はそれで十分。
こたえは遥か彼方、いつかの日に。