遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

憧れの街、横浜関内地区。

私の住みたい街は、断然で横浜です!
「〜かった」という過去形ではなく、昔も今も一番に住みたい街。


横浜への憧れは何から始まったのか、忘れてしまうくらい昔、物心ついた頃には私の憧れの住みたい街は横浜でした。


幼い頃の記憶をたどれば、
ブルーライト横浜」や「横浜たそがれ」という、かつてのヒットソングがすぐ脳裏に浮かびます。
崎陽軒のしゅうまい」や「有明のハーバー」のCMも、懐かしいですね。


そして私が初めて交際した男の子は、横浜の人でした。
とは言え綱島の人でしたから、私にとっての憧れの「横浜」とは異なりましたね。
彼と出会った時に、生まれも育ちも現住所も「横浜」という部分に強く魅かれていたので、彼の言う横浜が綱島と分かった時にはずいぶんガッカリしたものです。
綱島って横浜市内ではあるけれど横浜とは言えないんじゃない?と思い、何か騙されたような気持ちになりました。
そして、それを聞いた直後に彼への思いも薄れていったのです。
19歳だった当時は恋愛をしているつもりでしたが、思い起こせばこの恋愛観は流石に幼すぎて、今では笑い話です。
出身地一つで愛する気持ちが左右されるという。
愛などではなく、もちろん恋に恋しているだけなのですが...。
同い年だったアキラくん、元気かな?
その当時に流行っていた漫画が映画化もされた「ハイティーンブギ」で、まさに横浜が舞台でした。


長年の憧れの街であり、住みたい街である横浜は、港町の関内地区。
馬車道、中華街、山下公園などの歴史ある観光地、関内が私にとっての横浜です。
アイスクリーム、ビール、ガス燈などの発祥の地でもある、伝統の港町。昭和初期の近代洋風建築が数多く残る街。
現在の夫と喧嘩して家出した際に、一週間ほど滞在したのがホテルニューグランド。私の大好きなホテルも、ここ関内地区にあります。


関内地区には雰囲気のある、オススメのバーや美味しいレストランもあって、記念日に使うのも素敵。
現在私は東京23区内在住で、地下鉄一本で乗り換えせずに横浜へ行くことが可能です。
それでも住みたい街は横浜なのです。


潮風とキラキラと海に映るネオン、重厚な古めかしい建物、レンガ、街灯、点在する公園、中華街。
異国情緒に溢れ、それでも日本的であり、歴史とロマンとNEWが程よく入り混ざって、横浜の街は完成されています。


けれどそこは、実際に住んでいる場所ではなく、少し離れているからこそ強く焦がれてやまない、憧れの街であり続けるのかも知れません。








書籍化記念! SUUMOタウン特別お題キャンペーン #住みたい街、住みたかった街

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by リクルート住まいカンパニー