遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

分かってるんだけど...。

実のところ今日は、就労移行支援事業所のプログラムを10時から予約していた。
それにも関わらず、今自宅で私はこのブログ記事を書いている。
現在の時刻はAM9:37。


そう私は、午前中のプログラムをサボってしまったのだ。
事業所に電話をかけて現状を伝える。
「朝起きたら夫が既に起きていまして、私は朝から夫の不機嫌な顔が見たくないので、布団から出られなくなってしまいました。早く夫が出勤しないかと期待したのですが、なかなか出かけないようで...さっき出かけたので今は何の支度もしていない状態です」
「そうだったんですね...」
「はい...まだ何の支度もしていないので午前中は...」
「はい、午後はどうしますか?」
「午後は...お布団の中でなぜ私はこうなんだろうって考えていたら、今ちょっと頭が痛いんです。けれど午後からのプログラムは受けたいから」
「大丈夫ですか?」
「はい!受けたいプログラムだから、きっと大丈夫です」
「はい、わかりました。では午前中だけキャンセルしておきますね。午前中はゆっくりしてくださいね。」
「はい!ありがとうございます!よろしくお願いします!」


そんなんで今日の午前中は、時間ができたわけだ。


それにしても、そう。
私は朝の夫が苦手だ。
夫は低血圧で、朝が弱いことは重々承知している。
夫の仕事は番組によって出勤時刻が異なるのだが、朝早い出勤というのは珍しい。
私の起床時刻にはたいてい夫は夢の中だから、夫の朝の不機嫌な顔を見ることはほとんどない。
けれど、たまに早朝の出勤があって、起床時刻がかぶるのだ。
まぁね...気にしなければ良いのだけれど、私は機嫌の悪そうな人と一緒に過ごすのがとても苦手なのだ。
おそらく幼い頃の父と母の不機嫌さに怯えていたトラウマなのだろう。
不機嫌な人が近くにいると、とても緊張する。
笑顔になって欲しくて、一生懸命話しかけてしまうのだ。
そうすると機嫌の悪い人は、ますます機嫌を損ねる。
それが分かっていても、そうせずにはいられない。


だから機嫌の悪い人が、側にいるのを避けたいのだ。
夫の前では自由にしていられる私はそんな時、イライラしてくるのよね。
ハラハラではなく、イライラ。
ヒヤヒヤでもなく、イライラ。
朝からイライラしたくないから、朝の夫と顔を合わせるのは避けたい。


まぁ気にしないでいられる時もあるんだけど、今朝はどうも夫の不機嫌な顔を見たくなかったんだなぁ。
イライラして余計なことを言い出しそうな予感がしたのよね。


「もう!朝から不機嫌そうなのすごくイヤだ!こっちまでイヤな気分になるでしょ!」
とかなんとか...。


あ〜、だって彼はあれでしょ?低血圧でしょ?低血圧って本当に辛いわけでしょ?
分かってるんだけど...。


今朝は何故だかそんなことも、許せないような気がしたのですよ。


まぁこれも人との境界線が曖昧だから感じること。
しっかりと人との境界線が引けるようになったら、きっとこの問題は解決する。
大丈夫さ ♪ 就労移行支援事業所のプログラムを、一年間受けられるんだ。


そうやって少しずつでも私は、生きやすくなるだろう。
夫もリラックスして、私と一緒に過ごせるようになるに違いない。