遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

今日の目的は?

降り立ったのは...

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先に種明かしをしてしまおう。
今日この駅にやってきた目的は、
オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパンが主催するイベント、
シンポジウム「対話の現象学と人類学」への参加だ。


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www.opendialogue.jp


この日を私はどれだけ待ったろう。
このチケットを入手した頃はまだ、精神保健福祉士資格取得のために通信大学へ入学する意欲に燃えていた時期だ。
まさか座席配慮を申し出たことで大学側から、志望していた精神保健福祉モデル以外の学部への入学を促されるとは思ってもいなかった頃だ。
このことを電話で聞いた時のショックを私は、未だに忘れらない。
特修生として半年かけて16単位の科目を修得し、合格するまでに積み重ねた努力が、全て無駄となった瞬間。


大学側も他学部への入学を今更、私が辞退するとは思っていなかったのではないだろうか?
希望の学部に行けないからというたったそれだけの理由で、学費と時間と労力を無駄にする精神障害者はいないと見込んでいたように思う。
それというのも電話口での職員の驚き様と、その後に提案した内容があまりにも人をバカにしていると言うか...。
「精神保健福祉モデル以外の入学は私にとっては意味がないので、辞退します。
現在私は就労移行支援に通っており、様々なプログラムに参加しています。
そのプログラムで隣席に人が座っていても緊張しなくなる可能性がありますので、
そうなったら再受験します」
と告げた私に、職員は次のように応じた。


「それでは次回、もう一度出願なさっては?」
「え? 次回って再来年のことですか?」
「いえ、3期の募集です」
「は? 精神保健福祉モデルは定員に達したのでは?」
「いえ、定員に達したのは2期で、3期は別ですから」
「無駄になる可能性があるのに、受験料をお支払いする気持ちには今のところなれません」



おかしな会話だと、通話中に思った。
けれどもう、何も言う気になれなかった。


このことがある前に、すでに今回のチケットを購入していた私。
この頃は、果たして12月のシンポジウムに参加する気になれるかという思いが強かった。
この時のショックは、それはもう大変なものだったのだ。
落ち込んでいても仕方がないと諦めて、前向きに考えようと気持ちを切り替えはした。
けれどその実、どんな思いでこのシンポジウムに参加するのだろうか、という不安でいっぱいだったのだ。
万が一、気分の切り替えが上手くいかなかったら?
また私は自分の気持ちに嘘をついて、明るく参加している演技でもするのだろうか?
それとも欠席して、チケットを無駄にするのだろうか?


全て杞憂だった。
今の心境は、参加して良かったという思いでいっぱいだ!
興奮冷めやらないまさに今、このシンポジウムの様子を記事にしたいけれど、
落ち着いてからゆっくり記事することにした。


明日は午後から就労移行支援事業所のプログラムを予約してあることだし、
このウキウキと幸せな気分を胸に明日に備えよう。


また12月3、4日と特に予定が入っていないから、その辺りで!