遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

どうして? 何故?

私は考えるのが好きだ。
からしたら愚にもつかないことを、あれこれと考える時間が好き。
そして誰かの発言や意見に対して疑問に思うとつい、追求したくなるのよね。


それは昨日今日に始まったことではなくて、子供の頃からの性質みたいなもの?
それとも疑問の多い我が家だからこそ、作られた性格なのかな?
どちらなのだろう?
習性が的確?


物心ついた頃には、
「どうして?」「何故?」を連発していた私に対する母の答えはいつも、
「理由なんてない」
「知らない」
「そんなことはどうだっていい」
「質問ばかりで嫌になる」
「お姉ちゃんだから」
「うるさいね!」
「子供らしくない」
「素直じゃない」
「生意気」
だった。


夫婦喧嘩を止めに入ればいつでも
「子供は黙っていろ!」
「口出しするな!」と怒鳴る父も、
彼が穏やかな時なら、
私の「どうして?」「何故?」に丁寧に答えてくれたし、
「疑問を持つのは良いこと」と褒めてさえいた父。
それもある時期から途端に、
「うるさい!」
「親に口答えするのか?!」
に変わってしまったのだったな...。


母の理不尽に、
父の剣幕に、
私の「どうして?」「何故?」は飲み込まれる。
そしていつもその数々の疑問に答えてくれるのは、『本』だった。
私は私の疑問の解決の糸口を見つけるための、
ありとあらゆるジャンルの『本』を、
その時々の状況から探し出して、次々と読み漁った。
インターネットなど存在もしなかったあの時代、
いつだって『本』が私に教えてくれた。
いわば、『本』が私を育てたのだ。


いつか『本』が読めなくなって、
考えることもできなくなって、
「どうして?」「何故?」が私の中から消えた。


考えることすらできなくなったあの頃を振り返ると、
まさに空白の日々だ。
『無』の連続、地獄ですらない。


『思考停止』
『感情の鈍麻』
何も考えない。
何も感じない。


そんな日が長く続いて、
再び感情が蘇った。


そして例え、
「下手の考え休むに似たり」
皮肉を込めてそう言う人がどこかにいようと、
考えること自体を楽しんでいる私からそれを奪うことはできない。


皮肉って打ちのめして、
それで勝った気分になったとして、
それがあなたの楽しみなのか?と疑問に思う。


だから、ほら?ね?
また私に楽しみをくれた。


自分に向けられて発せられたわけでもないのに、
つい気がかりになる言葉って実は、
自分自身が気にかけている事柄だったりするのよね。
あ〜、耳が痛い!


と、ここまでが前置き。
私の文は回りくどくて、結論までが長い。
きっちり読み終えていただかないと、
おそらく伝えたいことは伝わらないだろう。
なのでお時間のない方はこれ以上先へはお進みにならないことを、
個人的には望んでおります。


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今日はそんな私が今年になって、
ドキっとしたブログのいくつかをここに紹介する。


ここしばらく、読者登録していただいてもスルーしていた私。
何故って?
それは人の影響を受けたくなかったから。
プラスの影響なら大いに受けたい。
けど、マイナスの影響だったら?


そんな私を動かしたのは、

親の思いと子供の思い ⑴

親の思いと子供の思い ⑴ - 遠い箱

ブックマークしてくださった、masukirari さんのブログ。

maako315.hatenablog.com


なんでしょう?
そこは優しさや喜びが溢れている、なんとも居心地の良いページ。
こちらの一月一日の記事は新年のご挨拶。
なんだか幸せな気分になって、
思わずコメントして、
それからもう一つ他のブログ記事を拝読した。

それが、
maako315.hatenablog.com


こちらの記事を拝読して、溢れ出した私の涙はとても暖かかった。
幸せの涙。
迷わず読者登録をした。







そして、その日のもう一つの出会い。
それは、

自己分析 VOL.3

自己分析 VOL.3 - 遠い箱

この記事にブックマーク、コメント、おまけに読者登録までしてくださった猫月さん。

www.necojob.net


こちらの記事で言及まで!

遠い箱 超診断沢山だった! 大ボリューム!

#02「あけましておめでとうございます!」を2020人に言う!ダイヤモンドに汚れが付く! - ねこのおしごと


これって、

ジャンル的に、占い的なのかな? 新しい年、抱負となる? いろいろな心理テストしてみました!

ジャンル的に、占い的なのかな? 新しい年、抱負となる? いろいろな心理テストしてみました! - 遠い箱

こっちのことかな?

月猫さんのコメントが入っていたのは「自己分析 VOL.3」
そのコメントは

あけましておめでとうございます!
超大ボリューム過ぎた!
今度ゆっくり診断してみる!

あれ?
もしや長すぎる記事にダダーッと下までスクロールして、
一記事を超えて「自己分析 VOL.3」まで降りてきちゃった?


ちょっとね、ちょっとだけガクンとキテしまったわけです。
しかも、しかもだよ?
月猫さんってば、むっちゃ自由奔放で人生を謳歌してる感じ!
それに引き換え私ときたら、
自由になりたいのに自由になることを恐れて中途半端に尻込みしてる、
そんな自分のちっぽけさが身にしみたって言うんですか?


ここしばらくブログをお休みしていたのには様々な理由があるのだけど、
その中の一つにブログをすることへの迷いがありまして、
それはね、
「表現の奥の無理」みたいの?
「無理して楽しんでる感」みたいなの?
エンターテインメント性への意識というかな?


いつの間にかそういう気持ちになってしまう自分がどこかにいて、
なんとなく虚しくなってしまったのよね、ブログを更新するのが...。
記事のストックは結構あるから、ブログを休んでいる間にも毎日更新が可能だった。
けど、なんだか現実感がないっていうか、
嘘くさいんだな、自分の書いたブログ記事が。


で、現実世界の就労移行支援事業所で出会う人たちって中々に興味深いし、
現実と直結している分だけまさにリアル。


そしてね、
ブログをしていないこの十数年間の私は、
純粋に自分のしたいことをしたいようにしてたのね。
ブログをしていなくても外食やホテルでの宿泊、
旅先での風景を画像として残すのは私の普通。
思い出を記録して、残しておくのが好き。


そんな風に特に不自由なく暮らしていたわけですよ、
なんでもない日常を。


それは、
アルコール依存症になりかけている夫と精神障害者の妻の日常」
であって、
文字にするとなんだか尋常じゃないんだけれど、
当人にとってはまぁ「なんでもない日常」なのよね。


それを切り取って文字にしていくと、
「現実とはかけ離れた非日常」っぽくなっちゃうような?


なんだ?これ?
ってね、
考えてるうちにブログ更新するのが面倒くさくなってしまった。


やめちゃおっかな?って、ちらりと思った。
そんな自分を重々承知していた私は、
途中で投げ出さないための対策を事前にしてあったのだな。
はてなProに『お得な2年コース』で加入するという。
私の性格上、絶対に途中で嫌んなるだろうなぁってね、
分かっていたから『お得な2年コース』はブログを途中で投げ出さないための保険。


そんな中で、昨日ストック記事をアップできたのは、
月猫さんの「超大ボリューム過ぎた!」の一言があったから。


考えさせられて、迷いが吹っ切れた感じ。
ありがとう!月猫さん!









そしてね、改めてこの記事を書く背中を押してくれたのが、
これまた「まるたま」さんの本日の記事なのでした。

この優柔不断さが自分でもイヤになってるからだと思うんだけど 『まっ、どっちでもいいか。』 って深く考えるのをやめてしまったんじゃないかな

まるたまという男について② - マルタマ’ずブログ

僕は生粋のA型 何事もきっちり、順序だてて、世の中の常識が何より正しい! みたいなところがあった

まるたまという男について② - マルタマ’ずブログ


まるたまさん!
私もA型だよ〜笑

昨日言ってた事が、今日になったら180度変わってる 僕が意見した事を全力で否定していたのに、次の日には意見した事が正しい事になってる。でもその事に対しての「君が正しかった」「間違った事を言っていて悪かった」なんて言葉が返ってくることはない だからなんだか真面目な性格がイヤになっちゃって 『ふ〜ん、まっ、どうでもいいけど』 みたいになって今現在を生きている

まるたまという男について② - マルタマ’ずブログ

こちらの記事を拝読してまず思い浮かんだのが、「スティーブ・ジョブズ」の逸話。
で、まるたまさんの記事にコメントで残そうと入力しかけて途中でやめたのが、

スティーブ・ジョブズは、まさに
『昨日言ってた事が、今日になったら180度変わってる』
意見への『全力で否定』が『肯定』どころか、『最初からの自分の意見になっている』という人だったらしいですね。
当然、周囲の反応は厳しかったと...。


KYと言われる私は過去には、そういう人に『この前と言ってることが違う』って意見してしまう。
そして、そういう人にこれをやったら大変なことになることが多かった。
けれど案外、ご本人も自覚していないことがあるらしくて「あれ?そうだった?」って人も少なくないです。


色々なことがあって、私は人に意見しなくなってしまったけれど、怯まずに交流していた方が相手を理解できるなぁと思うのです。
疑問を感じたら相手に質問した方が、納得できる答えをもらえるかも知れないです。

でね、私の意見もむちゃくちゃ変わるのですよ、それには必ず理由があります。
聞いてくれたら答えるので、諦めてしまわれるよりも聞いてくれた方が嬉しいな。」


でね、これでも長いけれど、
まだ書き足りないことがあって...
コメントにしたら長過ぎるし、
まるたまさんの「まるたまという男について」の続編にも影響しちゃうかもな?
って思った。


まるたまさん、「まるたまという男について③」
楽しみにしておりますぞ♪
けど、気にせずにマイペースで!


ちなみに私の「親の思いと子供の思い ⑵」は、
もう少しひっぱります^^







そして今日のブログの最後は、

kokoro-movie.com

いつも元気そうにしていれば


「疲れる」と言われ

ネガティブなことを言えば

「気分が落ちる」と言われ

空気を読まなければ

「めんどくさい」と言われ

まわりに合わせようとすれば

「つまらない」と言われ

一生懸命努力していれば

「必死すぎ」と言われ

頑張らないでいると

「情けない」と言われる

人の意見なんて適当だから

気にしなくていい

自分の思うようにすればいい



まさに!ですな♪

こちらのブログとの出会いをくださったのは、エンジェルカナンさんのブログ。

www.hakodatenews.site












人と人とが繋がって、
新しい「なにか」を知る。


その「なにか」はできれば、
優しい気持ちになれる方がいいな。


心に安らぎを与えてくれる「なにか」と、
永遠に出会い続けたい。