遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

Draft title ⑴

軽い記事を書くつもりが、重要な内容になりかけている。
当該記事の主人公である友人、F氏には予め記事にすることをLINEしたのだけれど...。
どうもテーマが壮大になりそうで、迷いが出る私。


どう表現すれば、伝えたいことが伝わるか?
私の気持ちがストンと落ち着くのか?
考えあぐねた結果、逃避の方向へ向かい、すっかりネットサーフィンに走ってしまった。
いつまでも逃げてはいられないから、向き合ってみることにした。
手始めに木曜日から金曜日にかけての、とある出来事から記す。


当ブログ記事はだから、序章のようなものである。
長くなりそうなので、小刻みに進めよう。
読み返し校正は後日となるため、読み進めてくださる奇特な方は、誤字脱字てにをはの誤りや、おかしな表現には目をつぶっていただければ有難い。







私は人への思いは強い方だと思う。
しかし去っていく人は忘れてしまわないと、前へ進めなくなる。
だからいつだって過去は過去と割り切って、何でもない顔をして平然と日々を過ごしている。


いくつもの出会い。
いくつもの別れ。
そしてまた新しい出会いへ。


けれど私は、かつて一時でも仲良くした誰かを忘れ去ることなどない。
心の片隅にいつまでも生き続けるその誰かを、時に思い出しては懐かしんでいる。
また過去で私に意地悪や嫌がらせをした相手を憎むことはもうないけれど、だからといって忘れたわけでもない。
その行為は私の中で大きな傷跡となって、しっかりと刻み付けられて、ことが起きればいつだって鮮明に蘇るのだ。


だからこそ就労移行支援事業所で木曜日に起きた出来事は、過去の再演のように感じた。


少し前から楽しみにしていた、O氏と共に参加するはずのプログラム。
そのプログラムの参加者が私以外には一人としていないという事実は、あまりにも衝撃的だった。
同時に開催されたもう一つのプログラムに参加者が集中する偶然が起るだなんて、私には即座に考えられなかった。


最近話すようになった好ましい部門(私は好き嫌いが激しくて、好ましい人が極端に少ないため、今回こう名付けてみた)上位に君臨する N女史を当プログラムに誘ったのは当プログラムの前日だった。
N女史は当日は、「もう一つのプログラムを受けるから」と誘いを断った。断られてもなお一押しする私に「そちらのプログラムの方が楽しそうだから...」と正直に打ち明けてくれた。
N女史のその言葉に私は若干不安になった。なぜなら『O氏もそのプログラムへ参加したいのではないか』と不思議に思ったからだ。
O氏と私が約束した(と私が思い込んだ)当プログラムよりも、N女史が楽しみにしている他プログラムの方が断然充実した時間を過ごせるはずなのだ。


仮に私がO氏と約束した(と私が思い込んだ)プログラムをPとしよう。
そして誰もが楽しみにしているプログラムをMCBとする。
なんのことはない、この略は単にプログラム名の頭文字を取っただけである。


MCBに参加するには、MCを仕上げていなければならぬ。
だがMCを仕上げていない利用者は少なくない。
誰でも参加できるPの開催は、だから同時に予定されたのだろう。

プログラムが始まる前には必ずミーティングがある。
そのミーティングで次のプログラムの参加者の確認がされる。
参加する利用者は挙手でそれに応じる。


あの日、MCBの参加確認で多くの利用者の手が挙がった。
その大多数の挙手にまさかとは思いつつも、Pの参加確認で手を挙げたのは私一人だった。
そして残りの人たちは自習なのだった。


なんたる孤独感!
「仲間はずれ」という幼稚な言葉が脳裏を過ぎる。
いや...まさかね?
いやいやいやいや、けどあるんだよなぁ事実。
けど、負けないもんね!私は!
そんな下らないことをするクソ野郎どもに、この私が負けるものか!
戦闘スイッチが入る。


それにしても担当スタッフすら現れず一人放置状態という自体に、私は意気消沈する。
この局面で私は、午後から通所予定の初の友人F氏にLINEを送った。

私からF氏へ当てた文面は、

出たよ...(ToT)予測通り一人Pだよ...っていうか、スタッフにすら放置されてるし...。

するとF氏は、

(泣)

そういう時もある

俺がいくまでの辛抱です


このメッセージが私にとって、どれほど有り難かったことか...。
イジメや除け者にされた経験がある人なら、きっと理解できるに違いない。







と、ここで唐突にコーヒーブレイク。
何か胃に入れよう。







では、また。