墓穴。
残念なことが立て続けに二つ起きて、
また少し人のあり方を考える。
自分のことしか考えられない人のすることは、
どんなに体裁を整えたところで行動に現れるのだ。
信じることについて、また少し考えてみる。
判断して信じるのは私。
私が観て判断する。
正すのは誰?
騙されるのは誰?
騙す対象は誰?
裏切る対象は誰?
切り捨ててのし上がって、
正しさを見せつけてみても、
つまらない自己満足。
暴いて追い討ちをかけて、
正義を振りかざしてもみても、
残るのは虚しさばかり。
知ってなお騙されたふりをするのは、一体誰のため?
知ってなお残る期待で誤魔化すのは、一体誰のため?
組織にしても、個人にしても、
その行動を起こしている本人ならば、痛いほど知っているだろう。
その胸に何を隠してる?
穴を掘る。
穴を掘る。
何を隠すために?
穴を掘る。
また穴を掘る。
今度は何のために?
穴を掘る。
穴を掘る。
いくつ穴を掘った?
一つの穴を誤魔化すために、
また一つ穴を掘る。
もうあなたの周りに穴を掘る場所など、どこにも残ってないのじゃない?
気がつけば、大きな大きな穴が一つ。
その穴に埋めようとしているのは、誰?
それは誰のための穴?
その穴の中に落ちているのが、自分自身と気づいた時にはもう遅い。
すでに足元は土で固められているよ。
もうそこからは抜け出せない。
ほら、上からどんどん重い土が降ってくるよ。
今どれくらい?
腰まできた?
胸のあたりかな?
首まできてしまった?
ねえ、息はまだ吸えるの?
そう、けれどそれも時間の問題。
下を見てもキリがない。
見ることはやめにして、今のことをしよう。