遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

ちょっとした気晴らしには?

f:id:R_elle:20201104070904j:plain

ひとりで新居に暮らすようになって、ちょうど一週間が経った。
つまり実質的な夫との別居を一週間過ごしている。


昨日の文化の日、休日返上の我が精神科医の診察を受けた。
この一ヶ月に起きた出来事を彼に話す。
私の夫への風当たりの強さに、自身の境遇を重ね合わせる主治医の夫への同情心は厚い。


それじゃご主人は辛いんじゃない?

え?まぁ…私があんまりキツく言うから、しょぼんとしてしまって…引っ越し後のビールを彼は楽しみにしていたんです。終わったら商店街でお惣菜を買って新居で乾杯する予定だったのですが、夫ときたら「家に帰りたい」とか言い出して…。

…うん。

だから私、ここは貴方の家ではないの?って眉をしかめて追い討ちをかけちゃいました。

うーん…ご主人、かわいそう…。

だってセンセ、私だって夫と一緒に食事をするのは楽しみだったんですもん。

うーん、けど、カリカリした妻と食事してもゆっくりできないじゃない?

確かに。


馴染みの受付の女性は、私の実質的な別居を心から羨んで、ひとりの時間の素晴らしさを提唱する。
しばし二人で夫の愚痴三昧。


そう軽口は叩くものの、どうなのかな?
ひとり暮らしは自由だけれど、ほんのり淋しい。
なにかが欠けてしまったみたいで、自分の中のぽかりとした空間が、そこを埋めてほしいと訴えてくる。


その声に従って、懐に余裕があったら飲みに行ってしまうだろうなぁ~。


けれど、無い袖は振れない。


声にも少しは応じたいから、今日から週末までの3日間、しっかりと働きますわよ。


さて、それではみなさま、




行ってらっしゃい。







行ってきます。