遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

楽しめる能力

斜に構えて上から目線でクールに構える、っていうのも

まぁ有りだと思う。

小学生の頃の私は、そういった子どもだった。

 

はしゃぐ子たちを外から眺めて、

あーなんか楽しそうだね

悩みなんて低脳のあんたらにはなんもないでしょうよ、

ふっ

 

みたいな。

 

しかもタチが悪いのは、

内面の黒さを隠して、優等生ぶっていたところだ。

 

常に口元には静かな笑みを浮かべ、

目元には慈愛を込めた三日月を。

 

大人の事情なんて全く理解できないのに、

理解しなくちゃ生きられなかった。

 

お祭り騒ぎの侘しさすら、理解できなかったくせに。

 

 

大人のふりをして

子どもの自分を押さえつけて

何もかも知っていると思わなければやっていられなかった。

 

 

私の中の子どもが、今頃になって叫ぶのです。

私を自由にして

私の自由を返して

 

私を私のままでいさせて

 

 

 

楽しめる能力を、持てる大人になりたいから。