遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

正当な怒りって? ⑴

3月17日は不快な出来事が次々と起こった、実に憂鬱な一日だった。この日は久しぶりの精神科の通院日。
2月5日に予約通り通院してから、一月以上経過している。通常なら私の精神科への通院は、一月に一度のペース。

このペースが乱れたのは体調が今ひとつで、病院へ行くのが億劫になってしまっていたからだ。前回の通院時に二ヶ月分の薬を処方してもらっていたから、手元に薬は残っていた。


20年来の付き合いとなる私の主治医は、5年ほど前に勤務先を転院しいる。それに伴い、私も彼の転院先クリニックについていくこととなって今に至る。我が家からそのクリニックまで電車を乗り継いで一時間以上かかるから、通院するのはなかなかに大変で、疲れていると通うのが面倒になってしまう。このところ就労移行支援事業所で体力を使い果たしているから、通院が疎かになってしまった。


この日、久しぶりの通院で処方箋が出たのも2月5日以来のこと。私は自立支援医療制度の指定薬局を2月19日に変更していたから、この日初めて変更した薬局を利用することとなる。変更した薬局は「EPARKくすりの窓口」で「処方箋ネット受付」が可能。このサービスを利用できるから、今回この薬局に変更したのだ。


精神科の診察が終わってすぐにスマホから処方箋ネット受付を済ませ、その足で健康保健センターへと向かう。自立支援医療費(精神通院)の更新手続きをするためだった。私は2月19日に薬局変更のため健康保健センターへ出向いており、今回の更新で精神障害者保健福祉手帳の更新も同時に行うため、職員に手続きの確認をした。


担当した職員は手帳を見せるよう私に促した。私が手帳を渡すと、その職員は「この手帳の期限は来年ですから、今回は自立支援医療費の手続きだけですね」と言った。自立支援にしても、障害者手帳にしても、更新には診断書が必要となる。別々の手続きするとなると診断書が2通必要となるため、同時手続きかできるように期限を揃えていたはずなのだが...。不思議に思いつつも職員がそう言っているのだからと、自ら確認もせずに鵜呑みにしてしまった私。


3月17日に自立支援医療費更新を担当した若い職員は、「今回、手帳の更新もあるはずですが?」と言う。
私は「前回の担当者が手帳の更新はまだと言っていましたが?」と答える。
職員は「手帳を見せてください」と言い、私から手帳を受け取ると有効期限を確認した。
「本年の4月30日が有効期限ですから、同時手続きをしていただかないと...今回の診断書は自立支援医療費のみのですので新たに診断書が必要となります」と、私に手帳に記載されている有効期限を指差した。


職員の指差した有効期限は平成32年4月30日だった。


「ちょっと待ってください。私は前回の対応者に確認した上で今回の申請をするんですよ?前回の対応者が手帳を確認して、手帳の更新はまだと言ったんです。自分で再確認しなかった私にも落ち度はありますが...手帳の更新のために更にもう一通診断書を取らなければならないのですか? 」と私。
「おそらく病院にその旨伝えれば診断書を書き換えてもらえると思いますよ」と職員。
「思います、と言うのはずいぶん無責任ではありませんか? 自宅から病院まで一時間以上かかるんです。そちらのミスでもあるのですから何とかしていただけませんか? あなたから病院へ電話して確認してください」


私の剣幕に職員は「少々お待ちください」と言い残し、あたふたと奥へ引っ込んだ。
結果的に病院と健康保健センターとの遣り取りで手続きを進めることになり、私は手帳用の証明写真を健康保健センターへ郵送するだけで済んだ。


そして健康保健センターでの手続き中に、新しい指定薬局から一通のメールが届く。
以下の内容。

自立支援の処方箋ですので、こちらの薬局ではお受けできません。
いつも登録されている薬局で、もらっていただけますでしょうか。

宜しくお願いいたします。

なんとも素っ気ない。
少々不安になった私は、職員にこのメールを見せて「こんなメールが薬局から届きましたが、前回の薬局変更の手続きは問題なく完了しているんですか?」と尋ねた。メールを確認した職員は怪訝な顔をしつつ「はい完了しています」と答えた。


少々不安ではあったが連絡は特にせずに、変更した薬局へと私は向かった。




この続きは次回。


では、また。






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