自己分析 VOL.1
去る2019年12月11日(水)に就労移行支援事業のプログラムで、私は自己分析を受けた。
毎週水曜日に3回に渡って行われたこのプログラムは、私にとって大変有用であった。
このブログを定期的に読んでくださる方にとっても何かしらの役に立つ可能性があるため、ここに記す。
エゴグラムとは
その前に
《背景理論について》
アメリカの精神科医エリック・バーン博士によって創始した「交流分析」という人間関係の心理学理論に基づいたパーソナリティ(人格)理論。
個人が成長、変化するための構造的な心理治療の1つとされている。
エゴグラムって?
今の心の機能のエネルギーバランスを示したもの
95%以上→かなり高い
75%以上→高い
25%以下→低い
5%以下→かなり低い
注意点:
・今後も変わりうるもの
・点数の高低に良い悪いはない
5つの心の機能について
★5つの心の機能
Parent
CP=厳しさ
NP=優しさAdult=客観性
Child
FC=素直さ、自由さ
AC=協調性
ストレスポイントについて
ストレスポイント
- エゴグラムで谷になっているところ
- CP・ACが単独で高い(75%以上)
- 現実と理想の差が大きい(3本以上線/点線が入る)
上記例は、あくまで一般的なもの。
ストレスに気づくキッカケにする。
環境と自分の関係性で変わりうるので、本当にストレスかは分からない。
仕事の中でうまくいっていればOK。自分にとってのストレスポイントを考えてみよう!
ここまでは就労移行支援事業で配布された資料を引用した。
交流分析につてはWikipediaをリンクしておく。
TEG(東大式エゴグラム)
通所している就労移行支援のプログラム【自己分析】を受けるにあたり、事前に自己分析用質問紙『TEG(東大式エゴグラム) Ⅱ』で自我状態を測定した。
TEGについては『元住吉試みクリニック』のホームページが分かりやすかったので、以下に引用する。
TEGとは、Tokyo University Egogram(東大式エゴグラム)の略
元住吉こころみクリニックHP>こころみ医学>その他>心理検査>【専門家が解説】TEG(東大式エゴグラム) より引用
TEGでは3つの自我のどの部分が高く、どの部分が低いかによって性格の傾向を知ることができます。
元住吉こころみクリニックHP>こころみ医学>その他>心理検査>【専門家が解説】TEG(東大式エゴグラム) より引用
このように性格の傾向や行動パターンがわかると、その人の特徴から陥りやすい思考パターンや偏りがわかるため治療方針や心理療法などをする際の指針を決めることに適しています。
また自分自身の性格の傾向を知ることにより、周囲とのコミュニケーションの取り方や自分自身を見つめなおし、気づきを得るきっかけになったりします。
元住吉こころみクリニックHP>こころみ医学>その他>心理検査>【専門家が解説】TEG(東大式エゴグラム) より引用
『TEGⅡ』って?
『TEGⅡ』については『人間科学大事典』から引用する。
TEGⅡの特徴は「はい」「いいえ」「どちらでもない」で答えることができる、単純さ、容易さと、自我状態を定める5つの尺度を持つことにある。TEGⅡで用いられる5つの尺度は、バーンの交流分析での親らしさのP(Parent)、大人らしさのA(Adult)、子供らしさのC(Child)の3要素を基にデュセイによって考案されたもので、後述するCP,NP,A,FC,ACの5つの自我状態で分けられる。
人間科学大事典HP>エゴグラム より引用
結果は?
私は昨年10月から約半年間通院していた精神科のデイナイトケアで交流分析のプログラムを5回受けており、その際にエゴグラムも実施している。
2019年2月2日に受けたテストでは、平坦型maxという、いずれの尺度も高値を示すパターンだった。
このパターンの典型例は「きびしく追及」し「やさしく育」み「合理的」で「天真爛漫」かつ「我慢」する人だ。
精神エネルギーが旺盛であることを意味し、いずれ疲れが貯まる可能性が高いという。
今回、就労移行支援事業で『TEGⅡ』を受ける際に指示されたのは、「職場での自分で質問に答える」ということ。
その指示通り『TEGⅡ』を受けたところ、 NP,A,ACが高く、CPとFCが低いという結果となった。
つまり職場での私は「やさしく育」み「合理的」な「我慢」する人である。
そして職場での理想を考えて回答した場合には、NP20,A18,CP16,FC14,AC2 だった。
つまり「やさしく育」み「合理的」で、時に「きびしく追及」し、そこそこ「天真爛漫」であるが「我慢」しない人が理想なのだ。
ストレスポイントは?
エゴグラムで谷になっているところ
私の場合はCP・ FCが谷になっていた。
CP・ACが単独で高い(75%以上)
CP・ACは単独で高くはなかったので、こちらは該当しない。
現実と理想の差が大きい(3本以上線/点線が入る)
理想と現実に3本以上の開きがあったのがACだった。
我慢などしたくない私が、無理して我慢していることにストレスを感じている。
これはもっともだろう。
我慢してストレスを感じない人は、果たして存在するのだろうか?
「我慢も平気」と言ってのけるスーパーな人は、私にとって「スゴすぎる」人だ。
なんだかとても大変そうなので、私も一緒に我慢しなくちゃいけないような気持ちになってしまいそうだ。
どうしていけばいいか?
自身の理想として、FCを上げ、ACを下げたい私。
FCを上げることでACは自ずと下がるとのこと。
今後の取り組みとしては?
FCを上げるために、就労移行支援事業内で以下を取り組む。
ベース
- 無邪気に笑えることをする
- 五感を使う機会を持つ
応用
- 仕事道具で自分らしさを出す
- ブレインストーミングをしてみる
そして「自己分析 VOL.2」へ。