遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

朝に似つかわしくないブログ

今日の予定は11時半から病院(今かかっている病院のホームページには心療内科、精神科、神経科となっている)予約が入っていて、その後13時から就労移行支援センターへ行く。

疲れていなかったら、フィットネスクラブへ寄るかも知れない。

 

昨日は後半までは、とても良い一日だった。

 

就労移行支援サービスのプログラムは生活習慣の変化を記録し、4名のグループに別れて健康に過ごすための運動、食事、睡眠での取り組みや、今後取り組みたいことをシェアするものだった。精神疾患に苦しみながら、職を失いながらも、ここでは誰もが前向きに真剣に、そして明るく、前進しようとしている。そんな姿は清々しく、尊いとさえ感じる。ここで私も前を向いて歩き出すんだと、心が弾んだ。

 

体験が4回目となった就労移行支援では正式な申し込みが決まり、障害福祉サービス受給者証を申請のため私の担当となる地域の精神保健福祉士に電話をした。電話口の精神保健福祉士の女性はとても感じの良い方で、会うのがとても楽しみだ。10月7日の月曜日10時から面談の予約が取れた。

 

ヨガを一本して帰宅すると、すでに夫が帰ってビールを飲んでいた。

「何か食べた?」と聞くと「唐揚げ」と答えた。

私はおかずになるもの(と言っても、おつまみになるもの)を作り置きして冷凍してある。夫はこの中の唐揚げをレンチンして食べたようだ。

夫は一人だと野菜を食べない。唐揚げとビールでは栄養素が不足しすぎなのでトマトとチーズのサラダを作った。

値引きしていたフルーツタルトと解凍した唐揚げを食卓へ運ぶ。

「今日、一食目だ」と、私が言うと、夫も

「俺も一食目」と答える。

「えーっなんで? ダメじゃん、食べないと」

私は今7kg増加中なので一日一食にしているが、夫はここしばらく痩せすぎ(177cmで58kg)なので食事を抜く必要がない。むしろ積極的に食べないと...。

夫は「お金ないから」と言う。

「え? なんで? お小遣い制じゃなくなったのに?」

「や、貯めなきゃならない」

夫は年内で退職して独立する予定だ。そのためできるだけ多くの資金を確保しておきたいらしい。

 

以前は私が家計を握っていたが、私は買い物依存があって買い過ぎてしまう時期が周期的にやってくるし、アルコール依存症の人の酒類の購入は本人以外してはいけないと聞いたので、今年から夫が家計を握っているのだ。もちろん貯蓄するのは悪いことじゃない。けれど食事を抜かしてまで? しかもしかもビールやタバコは減らさないのに。この日も500mlの缶ビールを3本飲んでいる。

 

「感覚がどうかしてるんじゃない? 食事じゃなくビールとかタバコやめればいいじゃん」

なんだかムカムカして、ついきつい口調になる。

長年の私の買い物依存を責められているような、今朝のカフェで飲んだコーヒーが無駄な出費だったと自責の念にかられたり、フィットネスクラブも贅沢なんだろう、とすっかり気分が落ち込んでしまった。

私が暗い顔をしていたら、夫は

「人生なんてくだらないんだ、そんなに考えなくてイイ」などと軽快にアドバイスしてくるものだから、却って腹が立つ。

「私の病気のこと知ろうともしないで...考え過ぎるなって言われて、すぐ考えなくなるくらいならこんな病気にならないよ」

それでもゴチャゴチャ御託を並べる夫に我慢ならなくなり、

「もう良いから、何も言わないで。ブーと話してると頭狂いそう」←すでに狂ってるけど、、

 

精神障害者である私との結婚を夫が決意したとき、私は当時通院していた精神病院の家族会への参加を勧めた。夫は嫌なことから逃げる、と言うか、嫌なことを見ないようにするから、精神障害(しかもその頃は統合失調症と言われていた)を知って欲しかったのだ。以来、彼は知ることを拒み続けて今日まで来た。

 

明るい気分が、一気にダークへと化した。

 

一夜明けても、睡眠薬で無理やり眠っても、気分は上がらない。

 

何もかも投げ出して、殻にこもって、もう全てを終わらしたくなる。

 

そんな時は♪

 

 


高橋優「同じ空の下」