遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

もしやまさか...歪む認知は想像を超える。

雑文社さんの「まだまだ新型コロナウイルスの影響は続くようでして」を拝読して、少し前に読んだあるブログ記事を思い出した。

その大事な薬を受け取るために薬局へ行ったんですが。 そこにデカデカと「布マスクは不織布マスクに比べてフィルター能力が低い」とか「洗っての再利用は衛生的な観点から奨励されない」とか書いた貼り紙がしてありまして。 そんなこと言われてもな、と。 なんでそんなわざわざ人を不安にさせるような貼り紙を薬局がするのか、と。 そもそもマスクは新型コロナウイルスに対しては「感染防止」ではなく「拡大防止」ためとも言われていますし、さらに「マスクなんかまったく効果なし」とまで言われることもありますし。 私も「とりあえずしとくか」くらいの感覚ですしね、実際。 マスクしていないと人の視線も気になりますしねぇ。

まだまだ新型コロナウイルスの影響は続くようでして - zatubunsya’s blog


少し前のことだ。
私のこのブログに読者登録をしてくださった方がいらした。
閉鎖的な気分でなければ、どんなブログ記事を書く人が読者登録をしてくださったのか、興味津々な私。
当然ながらその方のブログにアクセスした。
なかなか興味深い記事で読み進めていくと、なんとまぁその記事は布マスク批判に突入した。
「密閉性のない手作りの布マスクは、していても意味がない」
「していても意味のない手作りの布マスクをして平気で外出しているバカ」
的なことが書かれていた。
この記事をどう受け止めたら良いのだろうと、私は不安になった。以前私は、手作りマスクについて記事にしたことがあったからだ。

r-elle.hatenablog.com


え?あれ?
この方の「密閉性のない布マスクをして平気で外出するバカ」って私のことを指している?
もしやそんな私を批判したくて、わざわざ読者登録をしたの?


息詰まるような気分になって、即座にそのブログサイトを閉じた私。
手作りの布マスクに密閉性がないことくらい、もちろん私とて分かっている。
断じて言うが、密閉性のないハンカチマスクを私が使用していたのは、ウイルスから自分を守るためではない。
万が一私がコロナ感染していた場合に備えて、ウイルスを周囲へ撒き散らさないためにハンカチマスクを使用していたのだ。


生きたくて仕方ない、また自分の身の安全しか考えられない人からは想像もできないだろうが、実は私はそれほど生に執着していない。これはまぁ、全く自慢にはならない。私が生に執着できないのは、生育歴が影響しているに過ぎないからだ。


万が一、コロナにかかって命が終わることがあっても、それはそれで仕方がないと私は思っている。
普通に生きていれば瞬間瞬間毎に、何が起こるか分からない。
次の瞬間で死んでいる可能性は、誰にだってあるのだ。


それでもそのブログ記事を読んでからは、私が使用しているハンカチマスクに恐怖や怒りを覚える人に遭遇する可能性があることを考えるようになり、夫のために残しておいた不織布マスクをして外出するようになった。
そしてマスクをしなければならない場面では、いつもそのブログ記事を思い出してイラつきを感じるようにもなっていた。


雑文社さんのブログ記事を拝読したことで、当該記事を思い出し怒りが再燃した。当ブログ記事を書くにあたって怒りの元となったブログ記事を再読するため、当該ブログにアクセスしてみた。
そのブログサイトへのアクセスは、あの日以来だった。
するとどういうことだろう、あの記事は削除されているようで見つからないのだ。


肩透かしを食らったようで、それまで感じていたあの記事によるマスクに関連する怒りがスーッと消えてしまった。
怒りを失って拍子抜けした私は、昨日は本件を記事にする気が失せてしまって、読書に明け暮れた一日だった。




そうそう、コロナといえば、私的にはホリエモンの発言が面白い。


news.livedoor.com


girlschannel.net


headlines.yahoo.co.jp


headlines.yahoo.co.jp


www.chunichi.co.jp

堀江氏の発言は賛否両論。コロナに関連する発言では圧倒的に批判の声が多い。
彼の発言は表面だけなぞると「何を言ってんだ?!」になるだろうけれど、考えようによってはそれほど異様な発言とも私には思えない。


そしてコロナではないけれど、下にリンクした記事も面白かった。

toyokeizai.net


クールで無駄のない、シンプルな考え方って、私は好きだ。


以前記事にした堀江氏がプロデュースしたグルメアプリ【TERIYAKI】には大いに不信感はあれど、プロデュースしたとはいえ運営まで彼が関与していないのは至極当たり前だろう。
【TERIYAKI】にしても「美食倶楽部」に入会すれば案外活用できそうで、堀江氏はこのサービスに満足しているようだから、ご自身の書籍内でしきりに宣伝しているのも頷ける。
月額4,980円のこのサービスをどう受け止めるかも、その人次第。ちなみに今現在の私には全く似つかわしくないサービスと言える。


そして、なんと!
「6月某日開催予定第75回堀江貴文とカウンターで高級寿司を食べるTERIYAKIプレミアム鮨会」なるものを発見した。
参加費は一人、150,000円(税込)だ。

salon.teriyaki.me


この価格設定については、下にリンクした記事にある堀江氏の考えを思えば当然だろう。

hochi.news

「ブランドビジネス」と考えれば、人によっては満足できる価格設定だろう。
当然ながら、無職の私には高嶺の花、いやまさに別世界である。

下の記事も、私は笑ってしまった。

www.bcnretail.com

堀江氏は3月30日に自身のツイッターで「十分な感染対策を行った小規模イベントまで中止することはない」としていたが、一転「いや、もう疲れたんでやめます」「イベントなんて面倒臭すぎてやってられない。なので永久中止」「だから今後永遠にホリエモン祭辞めるよって言ってるだろボケ」などと投稿


面倒臭すぎるから中止するって子供みたいな理由を押し通せるところが、なんとも羨ましい。
それができるように、彼は自分の人生を築いてきたのだろう。

r-elle.hatenablog.com


この記事を書きながら、ふと思い浮かんだことがある。
数日前の就労移行支援事業所の担当スタッフとの、面談でのやり取りだ。


就労移行支援が在宅支援となった後も、私は仲の良い利用者と週一でランチを予定していた。コロナ感染が危ぶまれる今にあって、利用者同士の接触は担当スタッフとしては食い止めたいところだったろう。そんな空気が感じられはしたが、それでも私たちはランチを中止することはしなかった。
しかしこの面談の前日に、コロナが収束するまではランチを取りやめにすることに決め、その旨を担当スタッフに報告した。
その際に私が「万が一私がコロナ感染していたとして、彼にうつしてしまうのが嫌なので、今後ランチは中止にしました」と話した。
それに応えて彼女は「Mさんご自身のことも大切にしてあげてください」と言った。


その何でもないような一言が実は、生きていく上で重要不可欠なのだということが、最近になってようやく私自身の中に浸透してきている。
まだまだ自分優先ではいられない私だが、これから先に少しずつ変化していくだろう。