遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

まったくの普通の日記。

昨夜というか既に今朝、久しぶりに夫の就寝時刻に合わせて朝まで眠らずに過ごした。基本的に一人が好きな夫のことだから、帰宅前に私が眠っていても全く気にせずかえって気楽に過ごしていると、私は至極当然に考えていた。


昨夜も夫の仕事終わりは終電が過ぎた時刻で、彼がタクシーで帰宅したのは午前2時を回っていた。いつもは先に寝ている私が起きていたことが意外だったようで、それでもどことなく嬉しそうな顔つきになった夫。そんな夫の顔を久しぶりに目にして、私もなんだか嬉しくなった。着替えを済ませた夫は早速冷蔵庫から缶ビールを取り出して、美味しそうに飲み始める。長く同席するとお酒の飲み過ぎが気になってしまうから、私は隣の部屋に移って再び読みかけの本を読んだ。続く引き戸は空けておいたから、姿は見えねど互いの気配は感じられる。


そうして朝の4時過ぎまで少し離れた場所で、お互いの時間をゆっくりと過ごした。こうゆう過ごし方が、今の私たちには程よいのかも知れない。午前4時を過ぎた辺りで私は夫の隣に場所を移して、「そろそろ眠った方が良いよ」と声をかけた。すると夫はその日撮った番組のことを話し始める。あぁ話を聞いて欲しいのだな、と自然に思えて静かに夫の話に耳を傾けることができた。こんな風に穏やかな時間を二人で過ごすのは久しぶりで、なんだか幸せな気分だった。


そんなんで今朝の目覚めは午前8時半を回っていて、ベッドの上の朝ヨーガの後で「慈悲の瞑想」をイアホンで聞く。この「慈悲の瞑想」が、私の中に静寂を与えてくれているのだろう。このままこの穏やかな気持ちが、ずっと長く続きますように。


ゴールデンウィークの間だけ、こんな風に過ごすのも良いな。5月5日は祭日だけれど通院日だから、今夜だけは夫の帰りを待とう。そして明日からは確りと自分時間に戻ることにしよう。