遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

ツナガリタイ?

取説的なものを私は、ほぼ読んだことがない。

これは昔からそうで、使っていて適当に触っているうちになんとなく使えるようになる。

私は子供の頃から、自分が興味のある対象以外は見向きもしなかった。実の親に育てられなかった父は生活には不自由したことはないようだが、幼い頃から常に寂しさを味わっており、家族というものに強い憧れを持っていた。

 

そんな父の作った家庭は、実に歪で矛盾だらけだった。

 

寺で育った父は非常に厳格で厳しいが甘い部分が大いにあり、私と妹はたくさんの物を与えられて育っている。たくさんの本、たくさんのおもちゃ、たくさんの衣服、たくさんの靴、そのほかありとあらゆる物。

 

彼の愛情の表現は、物を与えるという行為だった。

 

妹は与えられると何でも大切にした。対象的に私は気に入れば大切にするが、気に入らなければ見向きもしない、自己主張の強い子どもだったと父は認識していた。

 

しかし、私にも言い分があるのだ。父が買い与えるもので色のある物は何故か、妹は赤系のピンク色とかオレンジ色といった女の子的色、私は黄色や水色といった男の子的色なのだ。この色の選択は母で、その理由は「Y美はお姉ちゃんだから」だった。そんな理不尽な理由が幼子に通るわけがない。本心ではいつだって私は女の子チックな色の物が欲しかった。それでもそんな主張は全くせずに、黙って気に入らない物を受け取るのだ。なんて立派な姉らしい行為だろう。けれど本音は不満なのだから、そんな物など大切にできるものではない。

 

ぬいぐるみやお人形の服などは全て妹が赤系を持っていくのだから、私はそういった女の子らしい物は特に雑に扱った。乱暴に扱うのですぐに壊す。お前は乱暴だと怒られる。そしていつしか私は、ヒーロー人形や変身ベルト的な男の子の欲しがる物に目が奪われるようになる。これなら差別されず、私だけの特別感があったし、なにより男の子のおもちゃは頑丈なのだ。ちょっとやそっとじゃ壊れない。

 

そうして女の子より、私は男の子たちと快活に乱暴に遊びまわっていた。心配した父がカトリック系の女子校付属幼稚園へ入園させるまでは、その生き生きとした期間は続いた。幼稚園へ入園して、私はすっかりお行儀の良い子になったが、自己主張の強さは依然として残った。しかもこの自己主張は言葉では表現せず、行動で示すのだ。好まないものは放置し、気に入ったものだけに目を向け夢中になる。母はこの行為を頑なで可愛げのない子として受け取った。

 

常に私は興味の対象を瞬時に選択して大切な範疇へ、それ以外は全て排除するようになっていた。

 

10年ほど前にブログで、私は様々な自分の考えを綴っていた。それを読んだお節介な怪しい人が、「あなたは発達障害ではないか?」というメッセージを送ってきたことがある。

 

「埼玉県の研究機関で障害を持つ人の脳を調べているので、あなたもそこへ行って調べてみないか? 交通費は自費だが検査料は取らない。未来の精神医学にとって重要なことだから協力しないか?」的なことが記されていた。

 

若干興味を持った私は、数回そのお節介な怪しい人とメッセージのやり取りをした。数回のやり取りで相手の質問内容に嫌悪を感じて、連絡を経った。

 

「あなたは子ども時代に近親姦や性的被害にあっているのではないか?」

は? なにこの人? いきなりなんて失礼な質問してるの? 

「そのような経験はないです」

と私がメッセージを返すと、

「いや、そのようにショッキングな出来事は記憶から消してしまうことがある。あなたのブログには性的被害にあったに違いない。そのように消してしまった記憶が治療には必要なのだ。治療すれば思い出すに違いない」

ますますもって、なんて不愉快な...。

 

「なんなんですか? そんな経験ないって言ってるじゃないですか? 失礼ですよ?」

「いや、その怒り自体が、あなたの中の眠った怒りや怯えに違いない。それを解き明かしましょう」

はぁぁっ???

それ以上の個人的なやり取りを中断した私は、メッセージをブロックし、怒りのブログを公開した。

 

以来、その出来事を忘れていたが、つい最近この出どころに私は心当たりができた。なにがどうして私のかつてのブログに繋がったかは不明だが、8月まで通院していたSクリニックで、ちょうど時期の重なる10年くらい前にそのような脳の検査を埼玉県の研究機関で行なっていたらしい。

 

あのメッセージはあそこの患者の信者が主治医に気に入られるために、ブログで拾ったおかしな人々を勧誘していたのかも知れない。これが事実なら、全くもって恐ろしいことだ。こんな勧誘は医療ではなく、まさに宗教そのものだ。しかも失礼極まりない。

 

そういえば、こういったこともあった。

以前、私がアメブロでブログしていた時分に、以下のコメントがあった。

お読みになる方は『1 波動の流れ』からどうぞ。

 

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2  Re:波動の乱れ

>健身さん

ご心配いただき、どうもありがとうございます☆

波動は最近よく耳にします。
私は詳しいことは分からないのですが、
二年前に通っていたヨガ教室で波動を取り入れていていました。

占いや宗教的なものやスピリチュアル的なものって
私自身は信じないわけではないですし、
信じている方々に対する偏見はありません。

ただ私は自身の経験や力で
自然と私自身が変わってゆきたいのです。
勿論そこには自分以外の何かの影響や、関わる方々の力も及んでくるでしょう。

起こる様々な出来事や出会いの中で私自身が成長してゆくことが
様々な問題解決の糸口になると思うのです。

例えば、どんなに相手に非があろうとも(あくまでも例えです)
私が立派な人間であれば諍いにまで発展せずに解決できると思うのです。
問題が起こるのは私だけが原因とは言えませんが、
私自身にも問題があるんですもの。

起こる問題を、他の何かを原因と考えたくはないのです。

沢山失敗して、沢山考えて、沢山学んで、
沢山の知って、
そうやって亀みたいな歩みでも少しずつ成長していきたいと思っております。

健身さんの感じる『真理』を困っている誰かに伝えて楽にしてあげたいという、
優しいお気持ちだけ有難く頂戴したします。

頑固者で申し訳ないのですが、どうぞ宜しくお願いいたします(^人^)

ここから

          

1  波動の乱れ

①どうしても人と衝突してしまう。
②人の考えや行動が許せない。
③同時にそんな自分が許せない。
これらを逆戻ししてみると自分も他人も許せると思います。
お二人の価値観の違いは、おそらく波動が調和していないんでしょうね。
波動を調整するにはいろんな方法がありますが、ご先祖様の代まで遡る必要がある場合もあります。
ぐちゃぐちゃに絡みあった波動を一つ一つ解きほぐして行くと、今までのいがみは何だったの?と思えるくらい状況が好転するでしょう。

 

少し前、SクリニックでSがSミーティングでしきりに「波動」を利用した治療を患者に勧めていた。なにやら「無料でしてくれるみたいだから、興味ある人は手を上げて」などと言って参加者を募っていた。

まぁこれも私が勧誘された上記の波動とは別物かも知れないけれど、妙に一致していて気持ちが悪い。

 

あ、また横道に外れた。

閑話休題

 

そうそう、私が今、なんだこれ? と興味を持ったのが『はてな ブックマーク』

そして調べてみた。ごちゃごちゃして長ったらしい説明書は嫌いだけど、これは分かりやすかった。

 

タグ、つけたことない。

facebookは随分前に友人からお誘いメールみたいのが届いて、お付き合いで登録して(この時分は本名登録しかできなかった)放置していたら乗っ取られて、なんか外国人の女性になっていて驚いたことがある。

そのあと飲食店とか興味対象のfacebookが読みたくて再登録したけど、自分からの発信はない。

twitterもツイートすると宿泊費とか食事代とか割引してくれるときに利用するだけだし。

Instagramなんてますます、「自分の今」画像を世界に配信して、なにしとんじゃ?

なに? インスタ映え

なんだか一部の華やかで派手でシャレオツな「人生楽しんじゃってます」的な人たちが使うものでしょ? とか思うし。

 

なんだか昔はシンプルで良かったなぁ。

ネット人口も今よりは少なくて、なんだかご近所感あったし。

 

今は本当に www だ。情報で溢れかえっているから分類した方が、同じ趣味や似たような人を探すには手っ取り早いのだろうな。

 

あれ、あれですよ。

あの上記みたいの。

ああいった変な勧誘的なのがむちゃくちゃ嫌だ。

 

記事を読みもしないのに自分の読者数増やすためにスター付けまくる人とかも、なんだかなって思ってしまう。

 

純粋に繋がりたい人と純粋に繋がりたい。

↑ ん?けど、こうやって改めて文字にすると、なんかちょっと気持ち悪いのかな?