遠い箱

精神障害を持つアラ60のヘンテコな毎日と、日々変化する心情を綴ります。

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「ダメ人間の終わり」西川芳宏著を読み終えて。

西川芳宏氏の「ダメ人間の終わり」を昨夜読了した。
この書は私にとって実に大きな存在となるだろう、今現在も、そしてこれからの未来も。


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読み終えた時の、あのカタルシス
そして今朝目覚めた時には子供の頃の思いがまざまざと蘇って、子供時代の私がどれほど傷つき、悲しみ、苦しんでいたかを実感した。
この書を読み進めるにあたって、自身が「ダメ人間」であると自覚するに至る、その道程を振り返る必要がある。
内なるモンスターの発見、執着の手放し、意図せずに他人軸になる理由、ダメな要素を見つけその要素を許す作業、発見したモンスターの理解と処理、そして最終章で「ダメ人間」を受け入れる。


本書を読み進めるには、自身の過去と向き合う必要があるため、過去の出来事を幾度となく振り返らねばならない。
そうあったから読了したときに、私自身の人生の悲劇の再現によるカタルシスを体験したのだろう。
読み終えてしばらく...1時間くらいだろうか、その感情の余韻に揺蕩った。


この書は以下の8章からなる。
【第1章】ダメ人間から脱却するためのがんばり
【第2章】あなたがダメ人間である理由
【第3章】ダメ人間から抜け出すアプローチ
【第4章】自分軸と他人軸
【第5章】ダメな要素を見つけ誤解を解く
【第6章】ダメな要素を許す実践例
【第7章】モンスターを処理する
【第8章】ダメ人間を受け入れる


本ブログ記事は本書の解説ではない。
ここではこの書を読み進めるうちに起きた、私の体験談を綴る。


まずは本書との出会いとなったきっかけから。
通所する就労移行支援事業所で私は、現在3回連続で行われる「リソースチェック」というプログラムを受けている。
1回目のプログラムが終了したときに出された宿題で今後の課題を考えたとき、なによりも私に必要なのは「境界線の構築」であることに気づいた。
そして境界線を構築するための方法を、現在お試し期間中のKindle Unlimitedで探すことにした。
検索ワードを「境界線」として幾冊かヒットしたうちの一冊が、「ダメ人間の終わり」だった。


なんとも強烈なタイトルである。
ダメ人間...まさに私のためにあるような名詞。
当事者としては、あまりにも痛すぎる。
それでも軽い気持ちで読んでみた。読み放題なのだから躊躇する必要はない。
そして意外にも、ぐんぐん引き込まれていった。
そして昨日の朝、通所のための電車の中で第6章の「ダメな要素を許す実践例」まで読み終えていた。


ここで昨日の就労移行支援事業所での出来事を。
この日の午前中のプログラムは「ダイアログ」というもので、これは与えられたテーマをグループで対話し、その意味を探求し互いの考えを深め合うワークだ。
昨日のテーマは『あなたにとって「自分らしさ」とは』
私を含め5名のグループでこのテーマに取り組んだ。
次々と各々が考える「自分らしさ」が発表されたが、私がとりわけ感銘を受けたのはO氏の発言だった。
O氏は元々それほど口数の多い人ではないが、昨日の前半は特に発言がなく、そのことに私はひどく気がかりだった。
なぜ全く発言しないのだろう?


そして後半になってO氏はメキメキと本来の洞察力を発揮し、私の心に残る言葉を発することとなる。
彼は意見がなくて沈黙していたのではなかった。静かに人の意見を聞いていたのだ。
そしてその意見を考察して、いよいよ彼はそれらを言葉にした。

ここにそれを記す。

  • その時々で「自分らしさ」は変わる。「自分らしさ」は変化するもの。
  • 感覚的に「いいな」と思える状況が「自分らしさ」が出ているとき。
  • 今この現時点がまさに「自分らしい」
  • 「自分らしさ」は「満足」と連動している。
  • 自分の中の「OK」の割合が高いものが「自分らしさ」


大抵のプログラムは、ワークの後にグループごとの発表がある。
この回の「ダイアログ」でもそのグループ発表の時間が設けられていた。
いつもなら代表で発表するのを避ける私だが、昨日は何としてもO氏語録を発表したかった。
そこで就労移行支援事業所のプログラム中に初めて、代表で発表したいという希望を述べた。
メンバーの誰もが、グループ発表者となることを私が拒絶することを承知している。
代表発表者選択の話し合いで私が立候補したときに、グループ内がざわついた。
「大丈夫?」とO氏。
「はい、大丈夫です。今日ほど感銘を受けたことはないので、Oさんの仰った「自分らしさ」を他のグループの方々にも共有したいから。もう目立つのが嫌とか、そういうこと言ってるのやめにします」


私にあるトラウマの一つが、この「目立つと良いことはない。目立ちたくない」だ。
身長166㎝というと、現代の女性では背が高い方ではあるが、そう大きいという印象はないだろう。
けれど私の青春時代1980年代では、結構な高身長であった。
その上我が家の女性陣である母も妹も小柄で、かつ「女の子は小柄な方が良い。背の高い大女は見っともない」が母の持論だった。何かと言うと「Y美は背が高くて見っともない。可愛そう。男の人から嫌がられる。女性は小さい方が可愛い」と評価される。高身長であることを気に病んだ私は一時期は猫背になったこともあるし(父に注意されて直した)、学校の休み時間などは立ち上がるのが嫌でトイレ以外は自席に座ったまま、ひたすら読書して過ごしたくらいだ。


背が高いというだけで多少なりとも目立つことになるが、美人でもない私は何故か目立つ存在らしく、よく人から「目立つね」と言われる。
声が通る方なのでそれも目立つ原因の一つではあるが、決定的な理由は定かではない。
「芝居じみてる」「態とらしい」とは、母や周囲の女性からよく投げかけられた言葉だ。


そしてこの美人でもない女が「目立つ」のは、中々にいじめの対象となるのだ。
私は「いじめなぞ物ともしない」という態度を示すので、更に憎たらしくて仕方ないのだろう。表面化することはない(私が気づかないふりをしているだけ?)が、陰口はよく言われているようだ。陰口の告げ口はよく聞かされた。
ある企業で勤めたときなどは同期女子グループが組んで「会社辞めさせよう」という企みがあったと、これまた後から聞かされて驚いたこともある。
様々な要素が絡み合って、私は目立たぬよう心がけるようになった。


それが昨日のダイアログで複数の人々と「自分らしさ」を考え、目立っても良いのではないか?「自分らしく』して目立つのなら、それも自然なことなのではないか?自分が自分の意思や判断で必要に応じて振る舞う行為は、全て「自分らしさ」に繋がるのではないか?
そしてまた「ダイアログ」で人の言葉を聞き、私自身の言葉で語るうちに出した「人前での仮面『ペルソナ』さえ自分らしさ。人前で演じてる様々な顔も全て自分」という答えが、人前での発表を実行する手助けとなった。


そして午前中のプログラム終了後のお昼休み、私はいつものごとく一人でコーヒースタンドへ向かった。
入れたての珈琲を飲みながら読みかけの本書を開き、第7章「モンスターを処理する」に取り掛かる。
すると、ここで挙げられるニーズの例が「目立ってはいけない」なのだった。
その文字が目に飛び込んだ時の驚きと言ったら...。


そして私がたった一つの心の拠り所としてしがみ付いている、小学生から中学生にかけて繰り返し受けさせられたI.Qテストの結果、「I.Qが160」であること。
中学生になってから低下していく成績について、周囲の大人たちに言われ続けた言葉。
「頭が良いのにサボっているから成績が下がる」
「I.Qが高いのに成績が下がるのは怠けているから」
「頭が良いのだから勉強すれば成績が上がるはずだ」


当時の私自身は勉強をサボっているわけではなく、ただもう悩みや辛いことが多すぎて頭の中がいっぱいいっぱいだったのだ。
それはもう悲しみではち切れそうな状態だった。
父と母の激烈な夫婦喧嘩と、母の飲酒問題や言葉による暴力、父からの躾と称する力の暴力や叱責、自身の無価値観、自責の念、そんな中で勉強など手につくはずがない。
加えて胸の内を打ち明ける相手が誰一人として存在しないことへの、痛烈な孤独感。
机について教科書を広げても、勉強が全く頭に入ってこない日々を送っていたのだ。


その後、ますます勉強に身が入らなくなり、いくつもの学校を中途退学した結果、私に残りしがみ付けたのはかつてあれほど苦しめられてきた、I.Qの高さだけだった。
自己肯定できるたった一つのものが過去のI.Qだけ、だなんて...。


本書のワークを丁寧に繰り返すことによって、私のこの悲しい価値観を手放せる日がそう遠くない未来に訪れると今、期待している。
本書は私にとって実に腑に落ちることの連続で、胸の奥でモヤモヤしていて、意識はしているけれど言語化できないものが明確になった。
そして本書の最後にあるこの一文は、これから私の生きていく上での指針となるだろう。



「価値」よりも「ハート」で生きる。


私もいつか、「価値」よりも「ハート」で生きられる人になりたい。

















全ては今日の一日から始まる。

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昨日、就労移行支援事業所で受けたプログラムは、
受けた後すぐには気持ちがスッキリして全く疲れを感じなかった。


このプログラムの担当スタッフはプログラムの終わりに、
「本日は皆さんの大変なことをお話いただいているため、
今は疲れを感じなくとも後から疲れを感じる可能性があります」
と言っていた。
その時は全くピンとこなかったし、私は全く大丈夫と思っていた。


ところが...なんとまぁ夜になってドッと疲れがやってきた。
ホットヨガを受けた後、
普段なら爽快な気分になるのに何故か、
心の奥にずっしりとした重みを感じて不思議に思った。


あれ?どうしたんだ?私...。
そしてふと、
担当スタッフの「後から疲れを感じる可能性」というのを思い出した。


ああ、これか...。
精神疾患にかかって長い年月が経つ。
かれこれ20年。
それでも自分の気持ちの動きは謎の部分が多い。


心の中の闇は深くて、これを完全に取り除くのは不可能だと思われる。
それでも知ることで、少しずつ楽になるのだろう。
いや、確実に少しずつだけど楽になってきているのだ。


昨日より今日。
今日より明日。
明日より一年後。


20年前の私を考えてみると今の私の、なんと楽に生きていることか。


今、苦しんでおられるあなた。
きっと大丈夫。
少しずつでもあなたは変わっているよ。
これからも少しずつ変わっていって、いつか心から笑える日がくる。


丁寧に今を、この瞬間を生きて、
苦しさも痛みも全て受け入れて、
全ての感情は無駄ではないから。



スタートライン~新しい風 - 馬場俊英


今日の朝ソングは、
スタートラインの「新しい風」

“もうダメさ
それ以上は前に進めない
そんな日が 誰にだってある
だけど 雨でも晴れても
なんでもいつでも
その気になりゃ
何度でもやり直せる 何度でも
これからのことを思うと
負けそうになる
心配なことがあって
しゃがみそうになる
あと少しだけ もう少しだけ
強くならなくちゃ
でも大切なことはいつも
誰も教えてくれない
だから そうだよ
くじけそうな時こそ
遠くを見るんだよ
チャンスは何度でも 君のそばに
この道の
先に何が待ってるのかなんてこと
わかるわけない
答えがあっても無くても
YesでもNoでも
決めた道を行くしかないさ
あるだろ? そんな時
青春と呼べた 時代は過ぎたのに
今でも心の奥に 風が吹き抜ける
優しい人にばかり
悲しみが降り掛かる報われないことが
ここには多すぎる
だけど そうだよ
どんな時も
信じることをやめないで
きっと チャンスは何度でも
君のそばに
だから そうだよ
くじけそうな時こそ
遠くを見るんだよ
見えない このスタートラインから
またここから
きっと そうだよ
いつかきっと
真心が何かに変わるんだよ
そうさ チャンスは何度でも
いつも君のそばに”



さあ、また今日が始まる。
昨日と代わり映えのなく思える今日も、
小さな変化があるんだね。






行ってらっしゃい。



行ってきます。














今朝はちょっと憂鬱な貴族気分で。

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昨日は小さな旅をしようと意気込んだけれど、
やらなきゃならないことが沢山あって断念した。


まずは自立支援の更新手続き。
指定していた薬局の薬剤師が変わって、この女性がむちゃくちゃ感じが悪い。
前の女の子は美しいロングヘアの綺麗な可愛い子で性格も良かったのに...。
今回のきつね顔は物言いがキツくて、説明を聞いているだけで辟易する。


大手のチェーン薬局店で、処方箋をスマホから送って予約もできるサービスがあるから便利だった。
だけどもう限界だ...お金払ってあの不愉快はない。
そんなんで今回は薬局を変更した。
仕事ができて感じが良くて、かつ容姿の美しい子は引く手数多だから、
微妙な所には残らないのよね...。


そして就労移行支援事業所で出た宿題を二つ片付けた。


今後の私に必要なことが整理されて、
それに関することを調べていたら読みたい本が数冊見つかった。
読み終えたらブログ記事にするかも知れない。


夕方からホットヨガに行ったら、
バランスポーズの時に新米インストラクターに突如、身体を触られてバランスを崩した。
腰をひねってしまったから、腰の奥に鈍痛がある。
痛みって、ちょっと憂鬱。


天気予報では本日、空は雲に覆われそうだけれど、
厳しい寒さはなさそうですね。
最高気温は13℃の予定。




Karveas - Everything in the World Blooms [Solo piano music]


メンデルスゾーンの「春の歌」を検索したら広告で表示された、
Karveasのアルバム「Everything in the World Blooms」
耳に心地よいので朝ソングで共有。



少しだけ憂鬱な感じが今朝の気分にぴたり。
なんとなく憂鬱な貴族気分になれますな♪



それでは本日は少々シックに参りましょうか?
すぐに崩れちゃうけれどね(^皿^)




少しずつ春が近づいている。










行ってらっしゃい。



行ってきます。

















自分でも意外だった朝ブログの効能。

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今日は就労移行支援事業所のプログラムを予約していないから、
私は一日オフ。


昨日は気の合わない人とのワークでヘトヘトになって、
ホットヨガにも行く気がしなくて真っ直ぐ帰宅してから廃人化した。


その気分は今朝も引きずっていて、
目覚めたのは午前6時なのにベッドから出られない。


オフだしね、グダグダ過ごしちゃうもんね。
それでイイんだもんね。
自分に優しくしちゃうんだもんね。
朝ブログもサボっちゃおう...。


布団の中で、そう思っていた。
けど、ふと...。


待って、待って!
だって考えてもみてよ?
あのマイペース過ぎるあの人の影響を、
こんなに長い時間受け続ける私って、どうなの?


いやいやいやいや...これは遺憾!
今すぐ行動せよ!

と、布団から飛び出して朝ブログ用の写真を撮るためにベランダのカーテンを開けると...


明るい日差しが目を刺した。
ベランダのガラス戸を開けると、気持ちの良い朝の風が頬を撫でた。


おはよう!清々しい気分 ♪



03-幸運〈ラッキー〉


今日の朝ソングは、
アンジーの「幸運(ラッキー)」


“いっぱい空から天使が落ちてきた朝は
絶対なんでもかんでも うまくやれるさ

そこで震えてるよりも前に
硬く閉じた窓開いて
さあ飛んでみようじゃないか

飛ぼうと思えば僕らきっと飛べるんだ

君の部屋の窓の外
転がっているさ ラッキー

そっと静かに窓から這い出しておいで

君の目指している場所に
転がっているさ ラッキー

飛ぼうと思えば僕らはきっと飛べるんだ

きっと君はなにもかも
うまくやれるさ ラッキー

やっぱり僕ら迷ってちゃだめさ ラッキー”


久しぶりの水戸華之介
無理して元気する必要はないって私は思ってるけど、
朝ブログの画像を撮るために開いたカーテンの向こうには、
ピカピカの青空が広がっていた。


自然に元気が出ちゃったんだな。




そんなんで今日は小さな旅に出よう!








行ってらっしゃい。




行ってきます。












今日の朝ブログは、私の通常ブログと変わらない長さ、朝から暑苦しく人間関係の考察を綴る。(対等変更し過ぎ)

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素晴らしく晴れ渡っている今朝の空。
昨日、結局は午後からの通所となった就労移行支援事業所。
受けたのは「My Repo 」というプログラム。
一月に一度、月初に目標設定を立てて、毎週の週明けに一週間を振り返るというもの。


昨日は苦手と感じている人と同じグループになってしまって、緊張が走った。
彼とは以前、ちょっとした行き違いがあって、当事業所のスタッフに相談したら「Mさんの圧が強すぎるんじゃない?」と言われてしまった。


そして私はこのスタッフの推測を、彼の言葉として受け取ってしまった。
以来、彼が近くに居るだけで緊張するようになった。
何故って?
影で彼が私のことを「圧が強い」と言っているのだと思い込んだからだ。
そして彼と距離を置きたくなった、もう一つの要因。
私が誰かと仲良く話すと直後、必ず彼はその人の近くを陣取って接近を図ってるんだよね。
たまたまかも知れないけれど、毎回では気持ちが悪い。
なにか意図的なものを感じ始めてしまって、ますます彼への「嫌い」が募っていく。


昨日のプログラムで彼の様々な発言から推測するに、「圧を感じた」というのはあくまでもスタッフの適当な推測で、彼の言葉ではないように思えた。


基本的に私とはウマが合わないし、もともと苦手なタイプの人なので、彼との距離が縮まることはないだろう。
それでも「毛嫌い」から「苦手」程度になったので、今後彼の存在することへの嫌悪感的な心のざわつきは劇的に減少するだろう。
それにしてもこれからは、誰かの推測や憶測に流されることのないように、聞きづらくても本人に直接確認することにしよう。




あれれ?朝ブログらしからぬ長めの文章ではないか?
もはやこれは普通のブログである。


まぁいいや。
今日はそんな感じ。


昨日届いた友人からのLINEも、人間関係の悩みだった。
彼女も私同様に思ったことを口に出してしまうタイプで、周囲からよく怒られるらしい。
「怒られる」って、つまりこれも一つのコミュニケーションだ。


就労移行支援事業所で私が思うことを口に出しても、言い返してくる人は少ない。
その場に緊張感が流れるだけ。


私はなんでも言いたいことを言い合える関係を望んでいるし、基本的にそれが心地よいのだ。
その言葉に傷ついたら「傷ついた」と打ち明けて欲しい。
怒りを感じたらその怒りをぶつけて欲しい。
疑問を感じたら質問して欲しい。
それを難しいと言う人が多いけどね。


昨日、人間関係を打ち明けてくれた友人の悩みは、つまり私の理想なんだ。
彼女の言葉に確り反応した相手が、きっぱりと意見してくれているのだ。


けれどここで彼女の方が周囲に寄せ過ぎてしまうと、彼女の良さがなくなってしまう。
彼女は常に緊張して気遣いをして、発言に注意しなくてはならなくなる。
人間関係は双方が気持ち良いからこそ、上手くいくのではないか?


彼女らしさに繋がる無邪気を制限しなければならない関係が、果たして彼女には必要なのだろうか?


職場や何らかの利害関係者なら必要な気遣いや心配りも、
友人同士で過剰にそれをするのって何だか疲れてしまわないの?
「それを言っちゃお終いだよ」
ってね、その辺りを押さえておけば、思っていることを言葉にする方が人間関係が深まると私は思うんだな。


優しい関係?
それもありだけど、常に距離があるのじゃない?
そういう距離感は悪くはないし、そういう距離感の知人は一人くらいは欲しい。
けれど思ったことを言葉にできない関係は、いずれ疲れちゃうだろうから長くは続かないだろう。



[Official Music Video] Perfume 「シークレットシークレット」


今日の朝ソングは、
Perfume の「シークレットシークレット」


“本当のキミを知りたいの
その秘密を解いて

足らないよ キミを 知りたいの
最高の甘い笑顔で嘘ついた
君はいつでもシークレット

いつも信じているよ
気づかないふりをするよ

本当のキミを知りたいの
その秘密を解いて
足りないよ...”


アイドルには興味がないけれど、Perfumeは好き。
そもそも彼女らはアイドルなのだろうか?
「シークレットシークレット」は本来恋の歌だから、そういった恋心の部分は省いて引用してみた。


私的には秘密の多い人って、とても苦手で一緒にいると疲れるから、早々に距離を取る。
他人の謎で悩むのが面倒くさいから、謎めいた発言をする人とはなるべく関わり合いたくないんだ。


いわゆる「かまってちゃん」
どうか私の前以外の、別のどこかでやってください!







今日の就労移行支援事業所は午後から。
まだまだ時間がある。






行ってらっしゃい。




行ってきます。



















夢で逢えたら?!

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なんだか昨夜は寝そびれてしまって、眠りに就いたのはおそらく午前3時近く。
よって目覚めたのも当然ながら遅く、目覚まし時計は6:47 a.m.


朝のシャワーは浴びたいし、朝ブログだって書きたい。
けれどお布団の中は心地よくて、しばらくこのまま眠りの余韻を楽しみたい。


そんな風にちょっとだけ戦って、勝ったのは朝シャワーと朝ブログ。
そしてシャワーを浴びて支度を済ませ、ブログを更新する今に至るのです。


今日は朝から就労移行支援事業所だから、午前1時には就寝予定だった。
けれど夫の留守の自由感で、なんだかワクワクして寝そびれたのよね〜
なんたる妻!


誠にもって大変申し訳あらねど、まぁ仕方ないじゃんね。
そもそも原因を作ったのは夫であるが故。


「浮気仕返しちゃえば?」
ってね、結構いろんな人に言われるのだけれど、私は浮気はできないなぁ...
浮気じゃなくて本気になるな、きっと。


そうしたら場合によっては苦しむ人が四人になるかもなので、下手なことはデキナイ。
けど恋心を抱くくらいなら、浮気じゃないと思われる。


恋心は浮気にカウントいたしませんぞ!
私はね♪


ってね〜あら?
これ朝ブログだってば!
ごめんあそばせ♪



MONGOL800 / あなたに


今日の朝ソングは、
MONGOL800 の「あなたに」

“人にやさしくされた時 自分の小ささを知りました
あなた疑う心恥じて 信じましょう心から
流れゆく日々その中で 変わりゆく物多すぎて
揺るがないものただ一つ あなたへの思いは変わらない
泣かないで愛しい人よ 悩める喜び感じよう
気がつけば悩んだ倍 あなたを大切に思う
ほら 元通り以上だよ 気がつけばもう僕の腕の中

あなたに 逢いたくて
眠れない夜 夢で逢えたら考えすぎて 眠れない夜
夢で逢えたら どこへ行こうか?
あなたがいれば どこでもいいよ

あなたに 逢いたくて
流れゆく日々 季節は変わる 花咲散れば元にもどるの
こんな世の中 誰を信じて歩いてゆこう
手を取ってくれますか?”


ちなみにこの歌は、昨日ブログ記事にした紳士への思いじゃございません。
出会ったばかりのよく知らない方に、こんな気持ちを持てるほど純粋ではないのです。


誰へ向けたのか?
夫ではないかもね?


それにしても「夢で逢えたら」ですと?!
なんともトラウマ的な一言を含む、この大好きな一曲...。
心の中の葛藤...ああ、悩ましい...。






朝ですぞ!



さあ目を覚まして!
真っ直ぐ前を見て!








行ってらっしゃい。



行ってきます。












一人の夜の過ごし方。番外編 ⑵

r-elle.hatenablog.com

そして、これまたひとりで潰す予定が、早々に一人呑みでなくなった夜の一コマ。


金曜日だった、その夜。
その日は就労移行支援事業所で知り合った女性と、二人きりでお茶をした。就労移行支援事業所で出会った方と二人きりで、かつ事業所以外の場所で過ごすのは初めてで、かなり緊張した数時間ではあった。なかなかにヒヤヒヤする場面もあるにはあったが、そこそこ盛り上がって気づくと20時を回っていた。
そして結果的に21時頃の帰宅となる。


自宅マンションのドアの前で、自宅の鍵を探す。
バッグの中の、いつも鍵を納めている内ポケットの中に鍵が見当たらない。あれ? 不思議に思いつつも、玄関先でゴソゴソしているのが嫌だったから、場所を移動してから改めて鍵を探すが、バッグの中のどこを探っても鍵がないのだ。


焦った。久しぶりに鍵を忘れたしまったようだ。
夫にLINEしてみると、間も無く帰宅は朝4時を過ぎると返信が届いた。
どうしよう...あと7時間近く、何をして時間を潰そうか...。
金曜日である。今日は誰もが誰かと楽しく過ごすであろう、週末の金曜日なのだ。
もしくは自宅でのんびり過ごすやも知れぬ。
それでも夜の街に繰り出しているのは大抵は一人ではなく、誰かと一緒に違いない。


オバさんが一人、ファミレスで時間を潰していたら、なんとも哀れっぽいではないか?
とんでもなく美人だったらいざ知らず、私程度の容姿で金曜日の夜をファミレスで一人ぼっちで過ごすのは忍びない。


再び電車に乗って都心に戻れば、例えばラクーアとか、オバさん一人でも安心して過ごせる場所はある。けれど、ここには、この東京都の外れにはそんな場所など思い浮かばない。


迷った挙句、私はしばらくご無沙汰している、ある居酒屋を思い出した。そこは週末なら朝10時頃までは営業している個人経営の居酒屋で、ゲーム機なども置いてあり、カウンターもあるからひとり客も少なくない。安くて料理もそこそこ旨い。ざっくばらんで居心地が良い。


すっかり足が遠のいたのは、つまり居心地が良すぎて入り浸ってしまうからだ。退職してから私は、飲みに行くのを極力控えている。お金にはキリがあるが、飲みに行くのは制限しなければキリがない。


まぁけど、どれくらい振りだか忘れるほど顔を出していないけれど、ちょっと行ってみようかな?という気持ちになって足を運んだ。
そこで出会った紳士が、実に面白い人だった。
謎の紳士だった。この街を徘徊する人は様々な人々がいる。アル中もいる。地主なんかもいる。


久しぶりにその店の暖簾をくぐると3名の先客、いずれも男性だった。
この店のカウンター席は6席。どこに座るか一瞬悩むと、一人の紳士がこう声をかけてきた。
「こちらになさい。その方が絵になる」
つまり男性客の間に女性客が入った方が「絵になる」と言うのだ。
なんでもない当然のことを言ったまでという風情で、その紳士は静かに微笑む。
私もそれが自然と思い、勧められるままにその席に腰を降ろした。
その居酒屋で一杯やっていると間も無く、その紳士は次の店に私を誘った。
少しも危険を感じなかったので、私はその誘いに応じた。


その紳士が案内したのはスナックだった。
薄暗い店内は、あまり整理整頓されていなかった。
金曜日の22時過ぎ、カウンター席には女性客が2名と男性客が1名、酔い客がカラオケを歌っている。
期待など全くせずに、紳士が指定したカウンター席に着いた。
程なくママの手作りだというビーフシチューが提供される。

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艶々と輝くブラウンソースに生クリームの白とグリーン、ビジュアル的には美味しそう。口に入れると、ちょっと濃いめの味付けが酒のつまみには程よい。お肉の臭みも全くなくて、実に柔らかく煮込まれている。
東京の外れにあるスナックとは思えない出来栄えに正直驚いて、ママを改めて窺い見る。


年の頃は七十代だとか…それでもかつての美貌がそこにくっきりと残っていた。
目鼻立ちのはっきりとした日本人離れした顔立ち。
聞けば、かつては銀座のクラブでナンバーワンの座の、人気ホステスだったという。
身のこなしもスマートで、着物ならより一層小粋に着こなしてしまいそう。
背筋がしゃんとしていて、気配りも素晴らしい。



ビーフシチューを食べ終わる頃に、お通し二品が並ぶ。
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大根と人参のなます。
美しく千切りされて酢加減も絶妙。
レンコンともやしのきんぴら。
もやしのシャキシャキ感を残しながらも確りと味がしみている。


そして、デザートの苺。
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こちらは大きくて香り高い、ちゃんとした苺。
何もかけなくても十分に甘い。


最後に提供してくださったのが、手作りのおかき。

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そりゃもう揚げたての、カリカリのサクサク。
お醤油の芳ばしい香りと塩加減が丁度良くて、ゴリゴリした部分はどこにもなくて、こんな美味しい手作りのおかきは初めて食べた。
有名どころの市販のおかきより、何倍も美味しいのじゃない?


それにしてもこの謎の紳士、何者なんだろう?
定年を迎えてはいるとのことだが、平日の午前中だけ運転手付きの車で営業をしているとの話だった。
その人はごく普通に、バーバリーのムートンを着ていた。
腕時計は袖の下に隠れてサイドしか見えないが、おそらくホイヤーと思われる。
ちょっとジーマンズ気味だけど、自慢の仕方が下品じゃない。
然りげ無く豪華旅の話をぶっこんで来たりするのも、嫌味じゃない。
私の着ていたムートンを「タヌキ」とすぐに言ってのけた。
よく見ずに男性でこれを当てた人は初めて。
女性でも本物か偽物かの検討のつかない人が大勢いる。


どうやら独身の模様。なぜだろう?
話していると、ちょっと頑固で強引な部分はありそう。それでも独身でいるほどの変人っぷりは見られない。
ものすごく興味が湧いた。


その紳士と数軒はしご酒をしてから別れた。
毎週金曜日には、そのスナックで一人で飲むんですと。


来週あたり行ってみようかな、と思ったりもする。















一人の夜の過ごし方。番外編 ⑴

r-elle.hatenablog.com

この記事の続き。
番外編としたのは?



数年ぶりに訪れた「バーノンノン」。
夕食を取り損ねていた私は、まだ若きバーテンダーに夕食を取り損ねた経緯を話していた。
この日の私は「ミロンガ・ヌオーバ 」の後で、すでに二軒の居酒屋にフラれているのだ。
一軒は満席だったから入れなかった人気居酒屋店。
もう一軒は席はガラ空きだったのに、ひとり客と言った途端に断られた人気焼き鳥店。
この焼き鳥屋は○べログの評価が高くて、程なく確実に満席となるだろうから日曜日のひとり客を嫌ったのかも知れぬ。実に腹立たしい。二度と足を運ぶまい。


そして勿論、こちらのバーテンダーは当ホテルの社員である。きっちりとスマートに山の上ホテルのレストランを、実に然りげ無く勧める。
それにしても一人中華は嫌だし、一人鉄板焼きも却下、軽食もちょっと...。


モンカーブは以前、家出して宿泊した際に一人で夕食をとって居心地が悪かったことを思い出す。こちらは団体客が多いのだ。賑やかな店内で、一人食事するのが寂しかったという思い出が強く残っている。


天ぷら...いいなぁ〜いいんだけど、ちょっと予算的にね...せっかく良いものを食す時に、予算を気にしながらでは味気ない。
そしてこちらのフレンチを最後に食べたのは何年前だったか忘れてしまったけれど、なんだか「美味しくなくなったなぁ」という印象が濃い。


そんなんでどうしようか思案中の時に、ひとりの女性客が私の隣の止まり木に腰を掛けた。
その姿を然りげ無く観察する。
『田舎から出て来た四十代前半の主婦』
昨日夫の浮気が発覚して夫婦喧嘩となり、身支度もそこそそ家を飛び出して来た。
家を出た時には行き先は決めていなかったが、夫と仲睦まじかった三十代の頃に夫婦二人で訪れた山の上ホテルに急遽宿泊することにした。
だから今夜は普段着だ。
ホテルのバーで飲むには気がひける服装ではあるが、他に行くあてもない。一人、部屋の中で悶々と過ごすのは辛すぎる。


そんな風情のそのひとり客に、私から声をかけてみる。
「お一人ですか?」
「はい」
「ご宿泊?」
「いいえ」
「あ...ではご近所?」
「いえ、近所ではないのですが、勤務先が近いので」
「ではお仕事の帰り?」
「今日は仕事は休みですが、古本屋巡りをしに神保町まで来たのでその帰りです」
「そうなんですね。私は大福を買いに来たのですが、残念ながら完売して買いそびれてしまったんですよ」
「ここへはよくいらしゃるんですか?」
「いえ、改装してからは初めてです。あなたは?」
「私は今回が初めてです」


あまりバーには慣れていないのだと言うその女性は、まだ三十代前半の独身とのこと。バーに慣れていない上に、ホテルのバーは初めてということで緊張していたのだろうか。その緊張が彼女を随分と老けさせて、心細げな訳ありと感じさせるような心許なさを醸し出していたのかも知れない。単に私の観察眼のなさとも言える。話すうちに三十代らしき若々しさや瑞々しさが、どんどん表出してくる女性だった。


会話が弾んで、実に楽しい。そして「夕食はこれから」という彼女を、先ほど満席でフラれた居酒屋に誘ってみた。喜んで応じてくれた彼女と二人、その居酒屋へ向かった。


2020年2月時点の○べログ評価が、3.67の居酒屋「味噌鐡(カギロイ)」へ。


yumemania.jp


日曜日の21時を回った時間でも1階のカウンター席に空きはなく、2階席へ。

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民家を改造した店内は、今では珍しくはない。


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けれど、お料理がなんとも美味しい。


お通しの胡麻豆腐。
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ツルンとろんとして、素晴らしい舌触り。
口に含むと、胡麻の香りが広がる。


さわらの西京焼き。
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んんん〜♪
大好きな西京焼きの、脂が乗っていて、かつ焼き加減も最高に私好み。

芋豚バラの味噌漬け焼。
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あああ〜♪
この香ばしい味噌と豚の脂の甘みがなんともマッチしていて、普段食べない豚肉の味噌漬け...こんなに美味しいんだ?!


感動は束の間、致し方ないとはいえ、閉店時間を急かす店員に興醒めしつつ、あたふたと店を出る。こちらのお勘定を少し多めに出した私への礼として、彼女が地元の店に私を誘う。


彼女の地元は阿佐ヶ谷。23時過ぎの神保町、これから阿佐ヶ谷へ行ったら終電は間に合わないだろう。
けれど好奇心が先に立って、彼女の誘いを受けた。


彼女の行きつけの店は、女将とその友人男性が二人で営む小さな居酒屋。お通しで出されたきんぴらごぼうが、なんとも美味しい。新ごぼうをささがきにして作ってらっしゃるのだが、こちらの歯ざわりが素晴らしかった。


気持ちよく飲んでお別れしたかったのだけれど、お勘定時に彼女が何としても私を先に帰そうとする。その不自然な行為に違和感があって、嫌な感じが残ってしまった。彼女のは店を出た後で行き場のない私と付き合わされるのを嫌ったのか、それとも彼女の部屋へ初対面の私を連れて帰る羽目になるのを訝しく思ったのか?

その真相は明らかではないけれど、なんとなく馬鹿にされたような気がしてならない。誰がそんな子供じみたことをすると言うのだ? そりゃね、何もないどこかの田舎の片隅とか山中とかならいざ知らず、どこの街にだって、どんな時間だって、一人で時間を潰すことのできない私ではない。彼女をその居酒屋に残して先に店を出てから、遣る瀬無い思いで慣れない阿佐ヶ谷の街を彷徨いていると程なく呼び込みがかかった。


チラシを差し出した手の先には、ちょっとぽっちゃりとした今時の男の子。
「ごめんね、ホストクラブは嫌いなんだ」
と私が断ると、
「ホストじゃなくゲイバーです」
と言う。
「え?ゲイバー?阿佐ヶ谷にゲイバーがあるの?」
「はい」
「ん〜けど、お金ないから」
と言うと、
「初回は二時間千円です」
と言う。
「飲み物は?」
「飲み物は別です」
「うーん...」
迷ったけれど、行くあてもないし、寒いから行ってみることにした。
ガールズバーを改装したという店内はピカピカしていた。


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二時間経って延長するか聞かれたが、断った。若い頃に新宿二丁目と六本木のゲイバーにしか行ったことのない私にはなんだか新しかったけれど、もう来ることはないだろうなと思った。
お祭り騒ぎ的なノリって、流石についていけない年だ。
時刻は午前4時...これまた中途半端な時刻。


お腹が空いて来たので、鳥良に寄って、手羽先とポテトサラダと焼酎を飲んでから、始発で帰った。居酒屋を一緒した女の子にあげてしまった「ささま」の和菓子を、無性に食べたくなった帰り道だった。



そう、一人なようで誰かと一緒した夜に発展したので、番外編。
この次の話も番外編となります。


その前に、ちょっと休憩。
では、また。











r-elle.hatenablog.com







一人の夜の過ごし方。

体調も万全、気分も上々なため、2020-02-09 19:52:14に下書き保存したまま放置していた記事を、再び虚無感に囚われる前に一気に仕上げてしまう予定だ。
この記事は2月10日の当ブログ『全てのことが無意味に思える。』で記した通り、書きかけた途端に虚無感がやってきて中断したものだ。

昨日は日曜日なのに朝から洗濯したり掃除したりして、 ホットヨガにも行って、 夕食後にブログを更新しかけていた。 少し前に起きた、二つの楽しい出来事を綴るためのブログ記事。 ウキウキ気分で書きかけていたその時に、突如やってきたやつが言う。 いやいや、こんなブログ記事、 誰が喜んで読むって言うの? 読んだとしてもお義理だし、 もしかしたら読んだふりだけかもよ? あ〜こんなん意味なし、時間の無駄。 突然やってきた、いつものあれ。 全てのことが無意味に思える。

全てのことが無意味に思える。 - 遠い箱

どなたも覚えはあると思うが、他者の価値観を目の当たりにして迷うことがあると、どうにも自分自身の価値観に疑いが生じたりする。
買い物依存症でもある私自身はたまにやってくる「なんだか知らないけど、お買い物をしなければ居た堪れない」という現象に大いに惑いはあるものの、通常時の私は「お金の使い方」に対して自分なりのポリシーがある。だからこそ、他人から「金遣いが荒い」と指摘されるのは非常に不快だ。


以前、当ブログで私が通っていたフィットネスクラブを退職を機に退会したことをを記事にしたことがあったが、その際に(どなたかは忘れたが)「見栄を張ってフットネスクラブに通っているのは贅沢」的なことを書かれてビビりまくったことがある。
ええーっ?!フィットネスクラブに通うことすら『見栄』なんかい?
と、それはもう驚いたものだ。
おそらくそう思う人こそが、全ての行動を見栄のためだけにしているのであろう。
大変気の毒ではあったが、気の毒であるが故に敢えて私から指摘することはやめておいた。
そういった固定概念の塊みたいな方に、下手な意見をしたら大変なことになる危険性が高いからだ。
これは何としても避けたい。


それにしても当時、私が通っていたフィットネスクラブは月会費が3万円越えするクラブで、フィットネスクラブの月会費としては決して安くはないだろう。だがしかし私は、はてなブログで通っていたフィットネスクラブの詳細を述べたことは一切なく、都内にある多くのフィットネスクラブには月会費が1万円以内の施設はいくらでもあるのだ。私がそれらの安めのフィットネスクラブに通っている可能性は大いにある。


それにも関わらず、「見栄のためにフィットネスクラブに通っている」と称したその方にとっては、月額1万円以内でも贅沢となるのだろうか?
価値観とは人それぞれであろうから、この感覚に対して特筆することもないが、いちいち突っ掛かるように意見されるのもしんどいものだ。


ちなみに今回のブログ記事は、贅沢とも受け取れる行いが複数に及んでいるので、上記は伏線を張るための一文である。


更にタイムリーにLINEニュースから、こんな記事が届いたのでリンクしておく。


news.line.me


では、始めよう。


ーーー ここから(下記は、2020-02-09 19:52:14に下書き保存していた記事) ーーー

この記事は、以前の朝ブログで、夕方に神保町に行ったことをちらりと書いた。

大福が無性に食べたくなってオススメの一軒、 神田神保町の和菓子処「文銭堂」へ行ってきた。 思い立った時にすぐに出かければ良かったのだけれど、 どうにも眠くなってしまって出かけたのが16時を過ぎていた。 完売でした。 けれどその後とても楽しいことがあって、 この出来事はもう少し回復したらブログ記事にしよう。

優しき世界に。 - 遠い箱

今日はこの時の出来事と、一昨日の夜の出来事を綴ろう。
どちらもお酒が登場するので、お酒に関する話題を避けたい方はここで中断を...。


先のブログ記事ある通り、この日は思い立って神保町へ出かけた。
さとう祐介編集長の『足利の驚き、五代目の豆大福』を拝読して、どうしたって優しい気持ちになれる、美味しい大福が食べたくなったからだ。
流石に足利までは行けないので都内で私でも行けそうな美味しい大福を売っている和菓子店を、これまた「週間あんこ」から探し出した。

syukan-anko.hatenablog.jp

神保町は大好きな街。
古本屋やお気に入りの喫茶店が目白押しだ。


夕方16時過ぎに家を出て「文銭堂」へ到着したのは17時近かった。
日曜日の夕方過ぎのことだ。当然ながら生菓子は全て完売とのこと。
これほどの人気店の完売を考えもしなかった私...間抜けすぎる...。

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いやしかし、大丈夫!
神保町には「ささま」がある。


www.sasama.co.jp

1月の御菓子〜和生菓子〜「えくぼ饅頭」と「豊年」を購入。
神保町まで来たのにこのまま帰宅するのは以ての外、そんなんで大好きなカフェの一軒「ミロンガ・ヌオーバ 」に寄ってみる。

けれど、この日は日曜日。
平日ならば22時半までの営業時間も、日曜日は19時までなのよね...。
ドアを開いた途端にウエイトレスの可愛い女の子に閉店時間を告げられて、ショックを受けながらも「珈琲だけで...煙草だけ吸わせて」と一言。


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なんともレトロでシックな店内で、オーダーした珈琲をいただく。


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時刻は19時...夜はまだ始まったばかり。
さて、お次は?


神保町界隈には、これまた大好きな山の上ホテルが...。
ホテル内にある「バーノンノン」は、カウンターのみのこじんまりとしたBAR。
改装のため2019年11月までホテル全館を休業していたけれど、改装後はまだ訪れていない。
ググってみると、山の上ホテル内にもう一軒あった「バーモンモン」は、残念ながら閉店した模様。
小さなホテルで二軒のバーを経営するのは、お酒ばなれが進む昨今では難しいのだろうか?
まぁ、そんな時代なのだろう。


www.yamanoue-hotel.co.jp


ご時世とはいえ、禁煙となった店内。
喫煙者は別に設けてある小さな喫煙ブーズまで、数分の移動が必要だ。
ここはBARですぞ?
お酒ってさ、健康とは程遠いところにあると思うのです。
嗜好品のひとつ。その嗜好品のお友達、煙草が吸えないバーってのは如何なものか。
実に世知辛い世の中だ。なんだかなぁ...。



まぁ、煙草の本数が減れば、お財布には優しいわな。
ってんで、まずは一杯目。
私が来ていた頃とはバーテンダーが変わったので、当然ながら...


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はい!
女王さま、マンハッタン。
当然ながら美味しゅうございます。
この時間まで店内客は私一人だったので、お手並みをパシャパシャさせていただけたけれど、以降は他にもお酒を楽しむ方がいらしたので画像少なし。




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そして2杯目は、


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王様、マティーニ
今回はドライにしていただきました。


流れ的に、マティーニ〜マンハッタン~蒸留酒の方が綺麗なのだろうけれど、私はマンハッタンから行きたいのです。


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この辺で、一旦休憩。


この後、番外編へ続きます。
では、また。










r-elle.hatenablog.com




コロナウイルス感染?!

昨日、午前4時頃に腹痛で目が覚めた。
水状の下痢、吐き気もある。
倦怠感もかなりのもの。


前日の寝る前から、胃の不快感があった。
頭によぎるのは、そう...コロナウイルス感染だ。


昨日の予定は午前9時からホットヨガ、そのまま帰宅せずに就労移行支援事業所の特別プログラム『OBOG×現役利用者交流会』に参加する予定だった。
けれど、万が一コロナウイルスに感染していたら、大変なことになる。
まずはホットヨガをキャンセル、こちらはウェブでのキャンセルは二十四時間前までしかできないシステムだから、電話でキャンセルをする必要がある。
午前8時にアラームをかけておいて、電話で事情を話しキャンセルをした。通常レッスン二時間前以降のキャンセルはキャンセル料としてレッスン料の全額を請求されるが、今回は特例でキャンセル料の請求はないようだった。


就労移行支援事業所のプログラムのキャンセルをしなくてはならないから、さらに午後12半にもアラームをかける。
このキャンセルを済ませて、やっと本格的に眠ることができた。


いつでもどこでも数分でも、寝られる人がいる。
そういう人って本当に羨ましい。
休憩時間にデスクに突っ伏して真剣に眠っている人の姿を見ると、なんとなく平和な気持ちになる。


人前でもそうだけれど、何かしなくてはならないことがあると神経が高ぶって眠れなくなるのよね。
まーいわゆる神経質というやつ。


実のところ私は、相当に神経質だ。
けれど人前では演技をしているから、そう見られない。
私は血液型を聞かれると「何型だと思いますか?」
と質問で返す。大抵は当たらないからだ。
するとまず「O型」か「B型」と言われる。
違う、と答えると「AB型」と言われる。
それも違う、と答える。
すると大抵の人は驚きながら「A型ですか? そうは見えない!」と仰る。


まぁ血液型で性格判断するというのも、相当な眉唾ものですがね。

日本の心理学が出した結論として、血液型性格分類と血液型には統計的な関連は認められていない(ただし、自己成就現象についてこの注釈も参照)。血液型性格分類が広まっているのは、日本とその影響を受けた韓国といった一部地域だけであり、それ以外の地域では性格と血液型を関係づける習慣がなく、日本の血液型性格分類は奇妙に思われている。そもそも血液型への関心自体が無く、その大半が自分の血液型を知らない(輸血や献血が必要な時は、その場で血液型検査が行われる)。

能見の血液型人間学について、心理学側からの検証が行われた理由には、大衆娯楽的なほかの著者とは違い、著名人の血液型の統計分布を比率として示し、データを中心としていたことが挙げられる。一方、単に占いであれば学術的な検討の土壌に上げることは躊躇される。1970年代から2000年代前半にかけて、多くのテレビや書籍が根拠なく分類を広めた。

血液型性格分類 - Wikipedia>概要

医学の分野においては、血液型ではないが1990年代にはセロトニンやアドレナリンに影響することで性格行動に影響する遺伝子の存在は指摘されている。1978年まででは脳細胞との関りについて際立った研究結果はなかった。免疫学の専門家である高橋利忠は、2009年までの状況で、専門分野である血液型によるピロリ菌の感染しやすさの違いなどを説明した後、知る限り血液型と脳細胞の活動の関係を証明した報告はないとした。2010年代に研究が進み、神経伝達物質であるドーパミンと血液型遺伝子が関係しているという仮説などは提唱されている。

血液型性格分類 - Wikipedia血液型性格分類の統計関係の研究


昨日はヨガスタジオと就労移行支援事業所の2箇所へ連絡を済ませてからは、とにかく寝倒した私。
今日は朝から、すごぶる調子が良い。
胃のあたりに若干違和感があるけれど、この調子ならコロナウイルス感染の疑いもなくなったし、今日は何をしようかな?


午後からは雨も上がりそうだし、ホットヨガにでも行こうかな?
今日から夫が大阪に出張するから、自由を満喫できるのよね。
って、夫の留守を喜ぶのって如何なものかとも思うけれど、悲しいかな、それが本音なのだよ。













いろんな時があって後悔もするけれど、だけど自分全部OK!

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今日は就労移行支援事業のプログラム予約はしていないから、
特に予定を入れていない日。
気が向いたらホットヨガに行こう。


昨日の午前中に受けたプログラムは、
好きな人たちとグループで行ったから全く緊張せずに楽しく過ごせた。


午後から自習を予定していたけれど、
午前中全く疲れを感じなかった私は午後からも急遽プログラムに参加することにした。


これが...ある意味で失敗だった。
大抵は同席に着いている3〜4名のグループになるんだけれど、状況に応じてシャッフルされるんだな...。
昨日の午後のプログラムもこのシャッフルがあって、私的に苦手な人とグループを組むことになってしまった。


そんな時のグループ発表直後の緊張感ったら、半端じゃない。
思わず顔がこわばる。


悪い人じゃないのよね...けど、その人は事実と憶測を混同してしまうし、
話の要点をまとめられないから何を伝えたいのかさっぱり分からない。


すでに人が発表した内容とカブる内容のことを延々と話し続けるから、
限られたワーク時間が確実に足らなくなる。


私ね、そういった人に対して言い方がきつくなるんだな...
そういった人の発言を聞いているとイライラしてきちゃうんだ。


キツイ言い方にならないように気をつけるから、
むちゃくちゃ緊張してくるのよね。

あ〜けど、昨日はイライラが勝って、キツ目の言い方をしてしまった。
プログラム終了後はヘトヘトでした。


Official髭男dism - 宿命[Official Video]



今日の朝ソングは、
Official髭男dism の「宿命」


“奇跡じゃなくていい 美しくなくていい
生きがいってやつが光り輝くから
きれないバッテリー 魂の限り
宿命ってやつを燃やして 暴れ出すだけなんだ

沈黙が続いたイヤフォン
自分の弱さに遠ざかってく未来
「大丈夫」や「頑張れ」って歌詞に
苛立ってしまった そんな夜もあった

夢じゃない 夢じゃない あの日の悔しさと
忘れない 忘れない 手の爪痕
無駄じゃない 無駄じゃない それも全て讃えたい
もうあと少し”


なにかと自己否定していまう私に、
就労移行支援事業所の担当スタッフがくれた言葉は『自分全部OK!』


人前で緊張しても、人の好き嫌いがあっても、人に平等にできなくとも、
完璧じゃなくとも、途中で投げ出しても、
どんな自分にも、自分自身で『OK』を出す。


これって私にはとても効くんだ♪


今日は何をしようかな?


どんな一日でも、私の貴重な一日。
大好きなあなたの、大切な一日。








行ってらっしゃい。


行ってきます。

















そろそろいかなくちゃ

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人との距離を取りすぎて長く過ごしてしまったから、
自分自身の更新も長く滞っていた。


就労移行支援事業所に通うようになって4ヶ月が過ぎた今、
様々なプログラムを通して自分以外の人の様々な感性に触れて、
凝り固まった私自身が日々更新されていく。


例えば、私は日和見主義が嫌いなんだけれど、
考えようによっちゃ柔軟な姿勢とも受け取れるんだね。


ある男の子を私が「日和ってる」って表現したら、
それに答えたある女の子が「彼は日和ってるんじゃなくて奥ゆかしい、優しい」のだと表現した。


わ...なるほど、新しい!
受け取り方によって人への感情は大きく変化する。


アイスブレイクもね、仕事なら普通にできるけど、
日常生活でのアイスブレイクの必要性を全く感じなかった。
日常に「なんでもない世間話」は無駄だって思っていたから。


お天気の話とか、昨日食べた夕ご飯のおかずとか、飼い猫の話とか、ファッションの褒め合いとかね、
「そんなんどうだっていいじゃん?全くもって時間の無駄」
そう片付けて長く生きてきた。


ふふふ♪
56歳になった私は、アラサーの女の子に沢山のことを教えてもらう。
なんか、いいな〜こういうの。




スガシカオ ~そろそろいかなくちゃ~ Full. 高音質 歌詞付き


今日の朝ソングは、
スガシカオの「そろそろいかなくちゃ」

““あいしているの?”と彼女はいう
いつもうまく 返事はできない
“シケた顔するな”と 友達はいう
タメ息は もういい そろそろいかなくちゃ

“大人になれよ”と 誰もがいう
僕にしか見えない ユメはもういい
“ゴメン”と口ぐせのように ぼくはいう
言い訳は いい そろそろいかなくちゃ”




決めつけていたことが多くて、
その決めつけってされる側も違和感を覚えるし、
する側は損しちゃうんだね。


ゆとり世代と言われる人たちを、私はとても好ましく思う。
変に臆することもなくマイペースで、年代に関わらず自然に接してくる人たち。


彼らを非難する人もいるけど、そんなの彼らに限ったことではないよ。




今日はなにがあるかな?
楽しみで仕方ないよ。







行ってらっしゃい。




行ってきます。











知るということ。

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常に緊張していて肩に力が入ってしまう。
だから肩こりがなかなかに酷い。
ヨガをしていると、こういった症状の人とよく出会う。


肩の力を抜いてリラックスした状態で常にいられるということ。
人前で緊張せずにいらる人にとっては、なんでもないこと。


私自身が自分が常に肩に力が入っている状態なのだと知ったのは、
初めて通い始めたヨガスクールでインストラクターに指摘された一言がきっかけだ。


私はいつものように通っていたヨガスタジオに入り、場所を確保するためにスタジオ内を移動していた。
その時のインストラクターの一言「いつも肩に力が入っていますね」に私はハッとした。


それまで肩こりを感じたこともなかった私。
「肩に力が入っている」ということを意識するようになってから、肩こりを感じるようになった。
知らなければ肩こりを感じずに済んだのかも知れない。


なんでもね、知ってしまうと意識がそこへ向いてしまうから、
気持ちを深めてしまうこともあるのだろうな。



星野源 – くせのうた (Official Video)


今日の朝ソングは、
星野源の「くせのうた」


“君の癖を知りたいが ひかれそうで悩むのだ
昨日苛立ち汗かいた その話を聞きたいな

同じような 顔をしてる
同じような 背や声がある
知りたいと思うには
全部違うと知ることだ

暗い話を聞きたいが 笑って聞いていいのかな
思いだして眠れずに 夜を明かした日のことも

同じような 記憶がある
同じような 日々を生きてる

寂しいと叫ぶには
僕はあまりにくだらない

悪いことは重なるなあ 苦しい日々は続くのだ
赤い夕日が照らすのは ビルと日々の影だけさ

覚えきれぬ言葉より
抱えきれぬ教科書より
知りたいと思うこと
謎を解くのだ夜明けまで

君の癖はなんですか?”





知りたいこと。
知りたくないこと。
知って良かったこと。
知らなければ良かったこと。


どんな結果になろうとも、
知らずにいるよりも知りたいと強く思うのです。









行ってらっしゃい。



行ってきます。
















決意の時って?

今夜のブログ記事は、暗い内容になる。
だから暗い気持ちに引きずられてしまいそうな方は、ここで中断して欲しい。




今日、夫と二人で昼食をとった時のこと。
今日の昼食のメニューは、麻婆豆腐と菜の花とブロッコリーの白和え。
用意を済ませて夫を食卓に呼ばった。
夫はいつものようにTVをつけると、私の意見は何も聞かずにチャンネルをザッピングし始めた。
そして夫が選んだのは、コロナウイルスの特番。
私は何か明るいTV番組を観たかったし、いい加減にコロナウィルスの話題にも風評にも嫌気がさしていた。
「もうコロナは良いんじゃない? この騒ぎはちょっと大げさすぎるみたいよ?」
とそう私が言っても夫は全く聞く耳を持たず即座に、
「俺は興味あるから」
と一言告げるとそのまま番組を観ながら食事を始めた。


こんなことは我が家の至極普通で、いつもなら私は「えー?!人の意見は無視?ほんっとうにもう自分勝手なんだから!」と半分怒りつつも『まぁいいか』という気分になるのが常だ。
ごくたまに「やだ!そんなの観たくない!」と引き下がらないこともある。
そんな時は夫が譲る。
けれど、今日は違った。


何かもう嫌気がさして、何も言う気になれなかった私。
だいたい私は普段一人ではTVを観ないのだから、それほど番組にこだわる必要はない。
毎日一生懸命働いている夫にチャンネルを譲るくらい、なんでもないことだ。
けれど、今日はなぜかいつもと違い、人の意見を平然と無視する夫に腹が立って、どうしようもない気持ちになった。
一言も発せず私は黙々と昼食を済ませ、自分の分の食器を流しに運び終えると、洗い物をそのままにして寝室へ向かった。
ベッドで寝転ぶと目を閉じた。


夫への憎しみが尋常ではなかった。


そのまま夫とは何の会話もせず、午後の数時間を一人で過ごした。
そして夫とは顔を合わすこともせずに、16時から予約していたホットヨガのために15時頃に家を出た。


帰宅すると夫は出勤していた。
夫の仕事に土日は関係ない。
キッチンのシェルフには、夫が店先のように並べた食材が陳列する。
それはまるでお店やさんごっこをする子どもの、おままごとみたいだ。
それを眺めていたら、途端に悲しみが込み上げてきた。
夫のそんな無邪気なところがとても好きなんだな、私は...今もね。


不意に「ローズ家の戦争」を思い出した。
1989年にアメリカ公開されたダニー・デヴィート監督、マイケル・ダグラス主演のブラックコメディ映画だ。
日本で公開されたのは1990年。その当時、映画館でこの映画を観た私は、これほど憎しみあいながらも離婚しない夫婦にゾッとした。
そして印象に残ったこの映画が、この当時の私の離婚を決意させた。



本当にね...一層のこと憎みきれてしまえれば、どれだけ楽だろうかと思う。


苦しいな、こういった感情は...。